平戸観光協会から

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かなり興味をそそられましたが、泊まりでないときついし、しかも中国・台湾からの200人ほどの観光客と地元の方で賑わうお祭りということで、この蒸し暑い中の人混みに躊躇。

ならば、祭り前のこの日、

会場を訪れるのもいいよね☝️


ということになりました。


ホテル蘭風の前に

『鄭成功記念公園』があり、大きな鄭成功像があるんですが、ここは以前記事にしたので今回はパス。


その時の写真だけ再掲


このまま海沿いを車で1分、


✿鄭成功児誕石

鄭成功の母である田川マツが、
ここで産気づき、この石にもたれて成功を産んだと伝わっています。
このあと行った記念館のガイドさんによると、安産祈願のため宝貝を拾いに来たところだったそうですよ😲


そして再び1分ほど車を走らせ、


右のお店のところに案内板があるので、
ここから入ります。
画像はGoogleからお借りしました


右側に数台分の駐車場があります。


✿鄭成功門
さきほどの案内板から右に入らずに、
まっすぐ進んでくると、この門です。
ここから車で侵入できるのかは不明。
この日はお祭りの準備がされていて、
入れない感じでした。


ランタンの取り付けが始まっていました

13日は前夜祭だそうです。


今年は鄭成功生誕400周年だそうで、
お祭りも盛り上がりそうですね。
こちらは休憩所のようです。


✿金刀比羅神社
鄭成功記念館横に鎮座されています。





✿鄭成功分霊廟
ピカピカの真新しい廟です。
というのも、生誕400周年記念事業として、移転リニューアルされたばかり。

平戸市は昭和37年、台湾から分霊してもらい丸山公園に廟を建てたのですが、老朽化が進んでおり、今回移転されたということです。ここに集約されたことで、訪ねる人も増えるのではないでしょうか。


鄭成功の日本名は田川福松、その母マツとの母子像です。

鄭成功母子像

父は中国人海商の首領・鄭芝龍。
機知に富んだ人物で、平戸藩主にかわいがられ、頭角を現していったそうです。
ガイドさんによると、マツさんは看護師で、その関係で二人が知り合ったのではないかとの説があるそうです。


✿鄭成功記念館
鄭成功が7歳まで過ごした生家跡に建てられました。入館無料。



鄭成功は7歳で父の故郷中国福建省南安に渡り、学問に励みます。
21歳のとき、明の王隆武帝より明の国姓「朱」を賜ったことから、「国姓爺」と呼ばれました。「成功」の名も、同時に授かったものです。
清の台頭により明王が危機に瀕すると、成功は『抗清復明』を掲げ、明王朝復興のため清と戦いました。後にオランダの支配下にあった台湾を解放し、台湾では『三人の国神』の一人として、孫文・蒋介石とともに長く尊敬されています。


 

入館すると、まず目に入る
極彩色の美しい幕。素晴らしい刺繍が施されています。

台南市頼清徳市長(現中華民国総統)より寄贈されたもの

台南市と平戸市の交流は1990年からと長く、山門の落成式に市長や市民が平戸を訪れたときに寄贈されたもののようです。




左:台南市鹿耳門天后宮寄贈 媽祖像
右:彰化県鹿港天后宮寄贈媽祖像
1977年、第8回台湾親善訪問団に、
友好の証として一体ずつ寄贈されたそうです。


✿媽祖像(平戸市有形文化財)
媽祖様と随神様(千里眼・順風耳)


✿鄭芝龍のジャンク船
鄭芝龍の時代、中国海商が使用していた
ジャンク船と呼ばれる船の模型


✿鄭成功書と肖像画(複製)


さまざまな寄贈品

鄭成功に関するビデオも見せて頂けました。映像モノが好きな夫が喜んでた☺️


鄭成功記念館は、かまどのある土間や囲炉裏部屋など、生家の間取りを再現したつくりになっています。

✿鄭成功一家と当時の生活空間
エアコンがついてるw


✿国姓爺合戦の時代背景
近松門左衛門の人形浄瑠璃
『国爺合戦』は鄭成功を主人公とした物語で、史実とは違う内容のため、区別するために「性」の字を使っているそうです。


「成功」の名は縁起がいいので、御守として求める方も多いようですね。
 
夫はガイドさんから梛の葉っぱを頂いて、財布に入れていました。梛の葉は、縁結びのご利益があるそうで、財布に入れるとお金との縁が切れないと言われているそうです😁


✿ナギの木
鄭成功が幼少期に手植えしたと伝わっています。梛は、ナギ=凪、「海が凪ぐ」、「苦難をなぎ倒す」として、航海安全や平安を祈る禊の木。その葉は、裂けにくいことから、縁結び・商売繁盛にも通じるとして、縁起のよいものとされています。

 
お祭り前の静かな時に、じっくりと観覧させて頂けました。来て良かった!


これは中国にある鄭成功記念館。
ものすごく立派ですねぇ。
鄭成功の父親は中国人ですし、成功も幼少期から中国に渡っています。
中国が鄭成功を「中国の英雄」とするのは当然として、『台湾独立の父』というような表現にとても敏感なのは頷けます。
ガイドさんの話によると、中国人観光客からは「台湾」という表記にはクレームがつくそうですよ。

平戸市と中国は、安南市との友好都市関係などがありつつも、
現平戸市長と中国の関係は・・・
色々あるようです😥

親日と言われる台湾ですが、そこに中国が絡むと、一筋縄ではいかなくなりますね。ぽよん夫婦、台湾が好きなので思いは複雑・・・。

とはいえ、鄭成功生誕の地として、
平戸の人々に愛され続ける鄭成功。
そんな400周年のお祭りは、
政治とは関係なく、
盛況でありますようにと思うばかりです。


帰りに平戸瀬戸市場で買いました。
カワハギは調理してもらったのでラベルついてないけど、2尾で500円。
どれも新鮮で美味しかった〜🧡

やっぱり平戸はいいですね。
充実の一日でした。
涼しくなったら、また行こう☝️