さて、観光案内所でパンフレットを入手した後は、入場無料(駐車場も)のこちらの施設にやってきました。


カルタックスおおむた

福岡県大牟田市宝坂町


大牟田市立三池カルタ・歴史資料館
図書館の複合施設です。
「カルタ」と「ブックス」を合わせてカルタックスなんですね☝️

建物のあちこちにカードの意匠があしらわれています。


三池カルタ・歴史資料館


カルタだけを展示、研究する公共施設は日本でここだけなんだそう。
というのも、三池が日本のカルタ発祥の地だと考えられているから。

残念ながら、館内は撮影禁止。

この日は、古典歌留多展かたなたび(刀剣展示)が開催中。

館内はとても広く、常設展示は七つ。
他にもたくさんの展示コーナーと考古学コーナーなどがあり、盛りだくさん。

充実の設備です。

撮影可のスポットは二か所。
受付でタロットおみくじ配布中で、
おみくじの内容が掲示してあります。


我々が引いたのはこの2枚。

そして、刀剣展のこちらのコーナー

ここに展示されている刀は撮影可能

市の施設だから、これだけの規模のものが管理、維持できているのでしょうが、
入館者は私達だけでした😢 もったいなーい。

素晴らしい展示品の数々でした。
一部、リーフレットを撮影したものを載せますね。


パンフレットによると、「カルタ」はポルトガル語で四角い紙や手紙を意味し、英語の「カード」にあたる言葉。


 

日本にカルタが伝来したのは安土桃山時代、ポルトガルから伝わったカルタをもとに、日本で作られた「天正カルタ」が、日本最古のカルタとして兵庫県の滴翠美術館に保存されています。


 

その裏に「三池住貞次」と記されており、この事から筑後国・三池(現在の大牟田市)をカルタの発祥と根拠づけているのだそうです。


大牟田市は平成3年、48枚の天正カルタを復元しました。


日本のカルタは、平安時代からの貝覆いや貝合せなどの「合わせ」文化と、ポルトガルから伝来したカルタとの融合で生まれました。

 

小倉百人一首、伊勢物語、古今和歌集、源氏物語の和歌を用いた「歌カルタ」は江戸時代初期に誕生、中期には現在のカルタに繋がる「いろはカルタ」が登場します。

日本の文化やその歴史を学びながら、

世界のカルタ、日本のカルタを見ることができる資料館で、貴重な施設だと思いました。


マリー・アントワネットが描かれたフランスのカルタも展示


実物の持つ美しさを、多くの人に肉眼で見て欲しいと思います。
観覧無料なので、行かない手はないと思いますよ〜😊