昨日に続き
「20 Best Inspirational Speeches from the Movies」
からのご紹介。
「大人のためのファンタジー」というか・・・
オイラのように「アラ還」の夫婦にとっては、「恋愛」とか「つれあいに対する愛情」とか、残りの人生を二人でどう過ごすのか・・・
いろんなことを考えさせられた映画でした。
「フランシス・フォード・コッポラ」という人の凄さもそうだけど・・・
これはジョニー・デップ以外には、いないだろうってくらいのハマリ役、マーロン・ブランドとフフェイ・ダナウェイといった豪華キャスト・・・
是非とも、ご夫婦で鑑賞していただきたい作品です。
- ドンファン [DVD]
ジョニー・デップ,マーロン・ブランド,フェイ・ダナウェイ
- ワーナー・ホーム・ビデオ
| ペップトーク度 | (最高★×5) | :★★★★☆ |
| 映画オススメ度 | (最高★×5) | :★★★★☆ |
恋に敗れた21歳の青年「自称ドンファン」(ジョニー・デップ)は、ニューヨークのビルから投身自殺を図ろうとしていた。
それを止めるために駆け付けた精神科医ジャック(マーロン・ブランド)の説得で自殺を思いとどまったドンファンだが、彼か勤務する精神病院で治療を受けることを強制された。
あと10日で定年退職となるジャックだが、院長や他の反対を押し切り、この青年は自分に預けてほしいと主張。
退職までの10日間で、ドンファンの治療方針を決定しなければならないのだが、彼の話を聞くうちに、自分自身と妻の愛情に関して再考させられることが多く・・・
【ペップトークの見所】
日本人って「間違った謙虚さ」みたいなものがあって、自分の連れ合いのことを他人の前で褒めたりすることは少ないですし、「愚妻」なんて言葉があるように、どちらかというと人前では卑下するのが「美徳」みたいな「間違った常識」みたいなものがあるような気がします。
本音で「自分はつれあいを愛している」って言いきれる熟年夫婦が少ないのも、同じ日本人として悲しい気がする。
もうかれこれ20年以上前になりますが、仕事で地中海岸のリゾート地を見学にまわったときに、手を繋いであるいている老夫婦が多いことに驚きました。
日本では絶対(は言い過ぎかもしれませんが)に観られない光景だと思います。
でも、それを見たときに、オイラは年をとっても、日本の街中でワイフと手をつないで歩ける・・・そんな夫婦でいたいと思ったのでありますが・・・
この映画を観ていて、そのときの気持ちを思い出したのでありました。
あ、本筋から話がはずれてしまいましたが・・・
「印象的なスピーチが出てくる映画」にランキングされているだけのことはあります。
精神科医が会議で自分の意見を押し通す説得力のあるスピーチも出てきますし・・・
ドンファンが精神科医に語る過去はモノローグのようでありながら、ひとつひとつの話に説得力があるし・・・
精神科医の質問に答えるドンファンの言葉も、まるで相手を説得するかのようなスピーチ的な内容だし・・・
参考になる点は盛りだくさんなのですが・・・オイラにとって最も印象的だったのは、やはり、ドンファンの自殺を止めた「説得のスピーチ」
(心に沁みるのは他にもありましたけど、このブログテーマとしてはやはりココかな・・・)
Chapter:02 0:11’27”~
【字幕】
かくも深い愛を失うことは──
さぞ つらいだろうが
なぜ命までも 捨ててしまおうと思うのだ?
いいかね 友よ
君の愛は神の恵み
ドンファンの愛の力は 不滅なのだ
絶つことはできん
【日本語吹替え】
かくも深い愛を失うとは
辛いことだろうと察するに余りあるが
なぜ命まで捨ててしまう?
なぜ希望もまで失うんだ?
いいかね 友よ
君の愛の力は 神からの御恵みだ
ドンファンの愛の力は
永遠に消えはしない
* * * * * * * * * * * * * * * * *
この短いフレースだけでは分かりにくい(というか、全く分からない)と思いますが・・・
(是非、映画をご覧ください)
さすが精神科医だけあって、相手の話をよく聴き、相手のツボをおさえ、心に訴える言葉を選んでいます。
ペップトークの真髄は、ネガティブなイメージを持つ相手をポジティブに変えることですから、この短いトークで相手の「自殺」への衝動を止めたというのは・・・まさにお手本。
相手の心を動かすのに、多くを語る必要はない。
しっかりと相手の心に響くキーワードを掴んで、言葉を選んで語ればOKという好事例だと思います。
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