作品名は聴き覚えがありましたが、元来は戦闘・戦争ものの映画(特に生々しく人が殺し合うシーンが出てくる作品)は好きではないのでスルーしてました。
あ、でもこの手の映画には素晴らしいスピーチが結構でてくるので、最近は積極的に観るようにしています。
(でも、人が人を殺すシーンは・・・やっぱり嫌です。)
ペップトーク度 | (最高★×5) | :★★★★☆ |
映画オススメ度 | (最高★×5) | :★★★★☆ |
【ストーリーと背景】
2000年の第73回アカデミー賞で作品賞ほか5部門(作品賞・主演男優賞・衣装デザイン賞・視覚k効果賞・音響賞)を受賞した作品。
紀元180年代、ローマ帝国の皇帝アウレリウスは、将軍マキシマスに全幅の信頼をおき、自分の息子ではなくマキシマスに次期皇帝の継承を依頼した。
それを知ったアウレリウスの息子コモドゥスは皇帝を殺害。マキシマスに反逆罪をで処刑をしようとする。
なんとか間一髪で逃げ延びたマキシマスは故郷に帰りつくのだが、家は焼かれ、妻と息子は処刑されていた。
失意のマキシマスは奴隷商に買われ、死ぬまで戦うことを義務づけられた剣闘士「グラディエーター」として生きるしか選択肢はなかった。
マキシマスはスペインでの剣闘士としての活躍が認められ、コモドゥス皇帝が主催するローマの巨大コロシアムで開催する大会に出場するとになるが・・・。
【ペップトークの見所】
この手の作品って、ストーリーの展開が読めてしまうものが多いですが・・・
この作品はストーリーが想像していた方向と違う方に展開してくれて、そういう意味での意外性も楽しかったです。
さすがに「スピーチ映画」として評価が高い作品だけに素晴らしいスピーチやペップトークがたくさんあります。
いきなり出だしから・・・
マキシマスが将軍として自分の率いる部隊に対して、
Chapter:01 0:06’31”~
ローマに行って自由になるための闘い方を仲間に示す
Chapter:10 0:57’38”~
リーダーとメンバーの間にある、信頼関係がどれだけ重要かを教えてくれる素晴らしい作品だと思います。
スポーツの現場におけるペップトークとしてだけではなく、上司として部下に指示を出す立場にいる人には是非とも観ていただきたい作品のひとつです。