これも昨日紹介した「シカゴ」と同じく、ダンス映画のランキングで評価が高かった作品なので、いつか観ようとおもっていたのですが・・・
昨日の「シカゴ」のオープニングが「All That Jazz」というタイトルの曲で始まったので、妙に気になって・・・
気になりだすとおさまらないタイプなので、急遽観ることにしました(笑)。
・・・で、知らないってことは恐ろしいことで(爆)・・・まあ、映画が好きになったのが遅いから仕方ないんですけどね(核爆)。
昨日の「シカゴ」と今日の「オール・ザット・ジャズ」は同じ人(ボブ・フォッシー)が脚本を書いていて・・・アカデミー賞も取っているし、ミュージカルの世界では超有名人なのですね。
知らないことは恐ろしいことですが・・・知ることは楽しい!
ボブ・フォッシーの他の作品も観たくなりました。
- オール・ザット・ジャズ [DVD]
ロイ・シャイダー,ジェシカ・ラング,アン・ラインキング
- 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
| ペップトーク度 | (最高★×5) | :★★★☆☆ |
| 映画オススメ度 | (最高★×5) | :★★★★☆ |
【ストーリーと背景】
カンヌ国際映画グランプリを受賞した作品なのだそうです。
アカデミー賞も、編集賞・美術賞・衣装デザイン賞・音楽賞を受賞
(作品賞・監督賞・主演男優賞・脚本賞・撮影賞でもノミネート)
「シカゴ」の生みの親(脚本)でもあるボブ・フォッシーの自伝的作品。
ブロードウェイでミュージカルの振付師、演出家として活躍するジョー・ギデオンは仕事と酒とタバコを愛している男。
朝起きるとシャワーを浴び、覚醒剤を飲み、目薬をさして「It's Show Time!」と自分を鼓舞して毎日がスタートする。
娘との時間を大切にしたいという思いはあるものの、ついつい愛する舞台の仕事を優先してしまう男・・・
そんなジョーを過労が体を蝕み、薬の影響もあって死の予感と幻想が入り乱れ始める。
大事なミュージカルの開演を間近に控え、入院を余技なくされたジョーは、病床で天使と語り合うのだが・・・
【ペップトークの見所】
正直、「シカゴ」を観たあとだったので、もっとド派手なミュージカル映画を期待(というか先入観)したのですが・・・
あ、もちろんミュージカル映画としても、ヒューマン・ドラマとしても面白かったのですが・・・
期待を上回る・・・というか
度肝を抜かれるというか・・・
圧倒されたというのが正しいのでしょうが、引き込まれて、あっという間に終わった感じ。
催眠術にでもかかったかのような(幻想的なシーンも多いので・・・)
死を間際にしながら・・・
でも、何故か「死」を怖いと感じさせるものではなく・・・
なんだか不思議な作品としか形容できない(自分の表現力の稚拙さが悔しい・・・笑)
ペップトークというか・・・
死を意識し始めた主人公が幻想のミュージカルの舞台で「Bye Bye Love」を歌い、躍るシーンが印象的です。
で、ペップトーク的なセリフといえば・・・
公開を間際に控えて、関係者への舞台のプレビューの後、関係者があまり良い反応を示さず、気落ちしているジョーに対して、主演女優のアンジェリークが「今までの作品の中で最高」であることを伝えて励まします。
Chapter:10 0:54’46”~