以前にご紹介しました「全米スポーツ映画Top100 」でも20位にランクされていました。
主演がエリザベス・テーラーってのもあるとは思うのですが・・・
女の子が騎手として頑張る・・・
馬との触れ合い・・・
家族の理解や支援(特にお母さん)・・・
同じ夢を追う仲間、友情・・・
様々な観点から、なるほど、評価が高い理由がわかりました。
ペップトーク度 | (最高★×5) | :★★★☆☆ |
映画オススメ度 | (最高★×5) | :★★★★☆ |
【ストーリーと背景】
イギリスの田舎町で肉屋を営んでいるブラウン家の娘ヴェルヴェットは馬が大好きで、馬主になることを夢見ていた。
ある日、母を訪ねてマイという青年が現われた。彼は父親を無くし、生前のメモからヴェルヴェットの母親の名前をみつけたのだった。
彼は元、騎手をしていたのだが事故がトラウマとなり、馬から遠ざかろうとしていた。
村で手の付けられない暴れ馬が処分されることになり、幸運にも「くじ」でこの馬を手に入れたヴェルヴェットは「パイ」と名付け、嫌がるマイを説得して障害レースに出ることを決意したのだが・・・
【ペップトークの見所】
名作と呼ばれる作品は・・・やはり奥が深いですね。
1945年の作品なのに、DVD化されている理由が良くわかりました。
このお母さん・・・若い頃、ドーバー海峡を泳いで渡った人だということもあり、娘の育て方も普通のお母さんとはちょっと違いますね。
「ドリームキラー」「ドリームサポーター」・・・子どもの夢を叶えるために、親がやってはいけないこと・親がとるべき姿も学べます。
特にスポーツであれ、芸術であれ、何かの夢に向かっている女の子を持つお母さんには是非とも観て欲しい作品です。
そんなお母さんがヴェルヴェットに自分の夢を追うことの大切さを語ります。
Chapter:07 0:51’00”~
ペップトーカーがやってはいけないこと・・・
ペップトークのときにこんなに情報を沢山与えてはいけない・・・という例
Chapter:11 1:30’20”~
レースの前夜、マイはヴェルヴェットに多くの作戦や知識をさずけようとします。
指導の現場でもよくありがちですし、指導者としては直前ギリギリまで、教え足りない・伝え足りないという不安や反省と葛藤するものです。
でも、直前になって、できなかったことが、ちょっとしたアドバイスで出来る可能性は低いですし、もし、どうしても伝え足りないのであればポイントを1つに絞りましょう。
それよりも、不安を払拭して、モチベーションを高めてあげることの方が重要なのです。