俺は居たらキーイルに会う


エスト)キーイル……
だったな?


キーイル)ええ、はいそうですが?質問でもあるのですか?
と俺に丁寧な敬語を使い聞いてくる


俺は言う言葉に困り間に沈黙が流れる


キーイル)エストさんは
何故此処に
入団したのですか?
と俺に入団動機を聞く

……)俺か?
強くなりたいからだな
キーイル………君は?
と俺は答え聞き返した



キーイル)僕は………
治安に携わる事が出来る所に身を置きたかたからです
とキーイルは言い切る


……)キーイル
今何歳だよ………!?


キーイル)僕ですか?
僕は12歳です
と微笑むと
強くなりたいからでしたっけ?
嘘をおっしゃった感じがしますが………
まぁ……良いですよって聞いてますか?


(普通……12歳でそういう事いうか?)
(相当辛い思いをしたんだな…………)
………)なぁ……キーイルは何処の生まれだ?


(流されましたね)
キーイル)最北端のフィスタリアご存知ですか?


……)フィスタリア?
確か村だったな……


キーイル)はい、僕が生を受けた村
と怯えた物持ちで言うキーイル





そう……トラースはミロトラ王国の第一王子で今はその国が女神によって封印されているらしい……が


トラース)なんだよエスト

エスト)何でも無いぞ
と空を見上げ


トラース)水くさいな
と同じように空を見上げた
なぁ……お前の彼女さんまだ眼が覚めないのか?

エスト)嗚呼……、ってなんで知ってるんだよトラースと焦りながら聞く


トラース)焦らなくだって良いよ
なんとなくだと笑い
その彼女さんは
いつ、眠ったんだ?


エスト)なんでそれを聞くんだ?
理由があるのか?


トラース)良いから言ってくれよ


エスト)わかったわかったいつだったか………
確か四、五年前だな


トラース)四、五年前って事は…………
流行り病の充満した頃かと考え込んでしまった


エスト)トラース
流行り病知ってるのか?

トラース)嗚呼……
うちの国でも倒れた者が多々居たからな


……)ここに居たのか
探したぞトラース
とラトイが来た
え………と君が……
エストか?と聞いてくる

エスト)そうだが……
お前は?


……)そうか………
俺はラトイ
トラースの親戚だ


トラース)ち……っ
と舌打ちし
ラトイなんの用なんだ

エスト)俺……行くな~
二人で話しなよ
と俺はその場を後にし歩いてると…………



あの頃の俺はきっとすがり付いたのだろう
あの光が来るまでは……………
ある日天上から地上まで光ったんだ
それを見た俺は読んだ伝承の一文が頭を過る


「淡きし光が天から地に届く時、龍と姫が舞い降りる時」と………
ふと思い浮かぶ


……(わぁ……!!
綺麗な光だな
よくよく見れば七色の光だな………
綺麗…………だけど
不吉だな


エスト)ん、どう言う事だよ
トラース………


トラース)あぁ………
俺の国……跡形もなくなったからな………
封印された国だ


エスト)ミロトラ王国…………か


トラース)ご名答
そう………
ミロトラ王国だ