紙の飛行機


真夜中の橙のランプの厨房にどくんと開く銀色の缶

透きわたる風はしきりに誘えども開かぬままの紙の飛行機

アドレスを過去に戻せばたちまちに眠れるだろう無風の夢に

今日もまた赤子のように犬を抱き私はまだ母でいられる

むら雲に一句一句を浮かばせて風のならべた歌を作ろう



 二首目の歌は短歌を始めたばかりの2022年の7月の短歌教室に出した懐かしい短歌。素朴やわ。

じゃあまたね👋
今、ここが天国