チョッくら近くに旅行に行った。トランプもUNOも忘れて仕方ないから寝るまで娘二人、いちごつみに誘うと案外あっさりOKがでたぞ。
というわけで、人生初のいちごつみ(私も実はしたことがなかった)である。ちなみに、人生でまだ3首ぐらいしか短歌を作ってないJK、JCが口頭で3分以内に作り上げた初心者な歌たちですので、優しい目線でご覧ください。
短歌嫌いと声を揃えて言うわりに、ちゃんと形になってる…と思う母である。親バカである。
坊と娘の初いちごつみ
1、シーズーの嗅いだお酒は二本目で赤いキャップは窓辺に笑う 坊
2、真夜中の旅館の外に幽霊が赤い帯してふらついている JK
3、風呂上がり浴衣の向きを間違えて姉と私は幽霊になる JC
4、寒すぎて浴衣を着ずに終えそうなこのたびいよいよ恋も忘れて 坊
5、旅のたび背負子に入れられオムツ履き食卓のした足元におう JK
6、一歳の記憶に残るは母の背と背負子のような自分の姿 JC
7、記憶とは楽しいものが残るらしい今日はそのうち何位だろうか? 坊
8、変えられぬ古い記憶に悩むより今日の晩酌決めようか JK
9、おと年の元カレなんて捨てちゃえよ古い恋より新しい恋 JC
10、十四の娘の歌う恋の歌 わたしの横に眠るシーズー 坊
11、恋の歌行き交うなかでもくもくと忍者飯をがしがし食らう JK
12、鉛筆をがしがしと噛む小学生あるある行動第一位なり JC
13、シーズーの噛みついた手はわたしのであくびがあくびがそこからも出る 坊
母眠気に勝てずここで終わり。不吉な13首目で終わってしもた。次は海に行きたいと遠くから声がしている。母ちゃん、がんばる。
今、ここが天国。