79犬種中、70位の知能しか持たないシーズー。このごろ、フウタを見ていると、そんな彼は実は、神様じゃないかと思う。


 ここで、79種中12位だった愛犬ミニチュアシュナウザーのボウと比較しつつ、おバカ道の正当性を説いていこうかと思う。


1、しつけの学習しやすさ

ボウ…何でも一発で覚えた。おすわり、まて、おいで、などなど必ず言うことを聞く。


フウタ…食事とおやつ以外、どんなコマンドも聞かない。


2、人懐っこさ


ボウ…家族以外は全て敵


フウタ…動く犬、人は全て好き。相手にも好かれていると思っている。(特に若い女子が好き。)


3、ママとの癒着度


ボウ…病気レベル。布団を共にしないと泣く。


フウタ…基本ママの近くにはいるが、ふらりと出ていく。


4、外見のかっこよさ


ボウ…ダントツの美形


フウタ…ノーコメント


 やっぱり、ボウのように賢い子は待たされることも、我慢することも要求される。ところが、フウタのしつけは、無理だろうという疑惑が確定し、最近の彼はもう「求めよさらば与えられん」の境地。おしっこだけはちゃんとシートで出来ているから、あとは全て許されている。まさに犬神様である。


 ボウは、家族以外は近づくことも許さなかったので、街中でキャーーとJKに囲まれることはなかった。しかし、フウタは今や近所の癒しキャラナンバーワン。名前を知らない老夫婦も、ちょっと上品な奥さまも、近所の作業着の兄ちゃんもメロメロにしている。


 しかし、一度噛みつかれた犬でもすっかり忘れてガンガン挨拶に行くので、そこはやや危険。


 ママラブ度数だが、ボウはママ依存率が高く、家族でも一緒に寝るのは私だけ。なので、そもそも私の布団には他のオスが近づけなかった。(詳しいことはあえて書かない。)


 フウタはかなりの気分屋。多少は他のオスにも布団を譲る…フリはする。しかし近づき過ぎると、いきなり噛みつく。他のオスは動揺する。しかしその後、そのオスにもしっかり甘えに行く。結局、ママからも他のオスからも両者の愛を獲得している。


 こいつは、やり手だ。


 分からないふり、覚えてないふり、好きなふり、落ち込んでないふり、ふりふり三昧に生きることが、この世の中を楽しむ秘訣である、と実感させてくれる知能70位のシーズーであった。


(お馬鹿道、ばんざい!)



 (でも実は私の好きなタイプはやっぱり、ボウやな。だって若い子にばっかり走っていかれたら、それって…許せない!でしょ。)


(ザ・美形)



・いつだってフウタのお尻はくるみもちお茶のおともにもちっと触る /坊 長女


じゃあまたね👋

今ここが、天国。