連作を一気に清書して投函して、久々奥さまらしくしっかりお料理してたよ。
うちの旦那様、移動の多いお仕事で今は自宅と、もう一つの拠点でお仕事をしている。残業時間が1ヶ月3桁になったりもする、スーパーハードワーカーである。
同じ大学の同じ学部を出たにも関わらず、妊娠出産転勤引っ越しだらけでとうとうわたしは一般的なフルタイムワーカーとしてのキャリアを積むことがないままアラフィフになってしまった。
一方、旦那様はたまたま就職したところがめっちゃぐちゃぐちゃハードな職種で、それでも頑張って続けてくれている。最近、同じ年代の社員が急に倒れたり、退職があったりで激務がどっしりと彼に乗ってしまってヘロヘロだ。
今まで二十年以上、土日の休みはほぼなくて、正月とかお盆とかもずっとお仕事だった。深夜から朝まで働いたり、1ヶ月以上出張したりそれはそれはめっちゃくちゃなシフトである。
近くで見ている私はそれをどうにも出来ずただただ次から次へと子供を育て、すっかり胸の霊峰真由美乳山脈が母ザル化した、長い長い二十数年間であった。
思春期の子供にどのような夫婦の姿を見せるのかって実はすごく大切なんじゃないかと思う。
子供は不思議と空気感で自分の父母の様子を感じとることが出来る。なぜなら、それが生まれたときからの自分が生活する世界の全てだから。一種のサバイバルセンサーみたいなものかな。
だから、喧嘩したり悪口言ったりするのはどんな夫婦でもあると思うけど、夫婦の関係性と、子供との関係は全く別物と考えて、くれぐれも相手の悪口を思春期の子供に吹き込んで自分の見方にしよう…なーんて浅はかな考えで子供に甘えないのが、大切。
うちは、父親の悪口を母親や祖母からずっと聞かされて育ったので、自分の半分は汚い血だと思い込んでしまった。実際、父から暴力を受けた記憶は、ほぼないんだけどね。
なので、私のように荒れ荒れな家庭を見て育つと、多少のヤバイ恋愛感覚を持って大人になってしまう。(どうヤバイか詳細はあえて書かない😅)
そもそもまともな家庭を知らず、サザエさんはありえない世界だと信じ込んで育てば、まともに育たないのは、まぁ当たり前。だから、そんな精神不安定な妻を持つ彼には心から申し訳ないと思う。(…なんと他人行儀な。)
でもね、彼は実は中城ふみ子の短歌が好き。だったら、なんとなく、私を妻にして耐えられているのが、理解できるんだよね…。
とはいえ、また明日から激務の日々が始まる旦那様。どうしたって変わってあげることは出来ないので、今日はガッツリ豚ゴボウ丼をジプロックしてスーツケースにいれて、送り出しました。
いってらっしゃい!倒れんといてや!
・文字はもう剣を越えたと夫は言う髭をじょりりと剃りながら言う
ではまたね👋
今、ここが天国。