昨日と今日ほとんど短歌に触れなかった。ちょっと家でゴタゴタあってそれどころじゃなかった。
秋というのは人間を堕落させる。夏とか冬は気温そのものが厳しいので、なんとなく心も体も気合が入ってるし、春は新しいことで引き締まっている。
でも、秋というのはなぜかその高気圧と、やたらに青い空で人間を軽々しく怠けさせてしまう…というのは言い訳に過ぎないけど。
ところが犬にとっては秋と言うのはどうもワクワクするらしく、最近のフウタの散歩はやたらに長い。10ヶ月を過ぎたフウタは身体がすっかり大人のサイズになったんだけれど、心はまだまだ園児さん。
舌を出してヘロヘロ歩いていた夏が終わり、彼は家を出た途端いきなりダッシュする。仕方なく私も一緒にダッシュする。といっても、彼のお気に入りのおしっこスポットからおしっこスポットまでの80メートル位のダッシュを幾度となく繰り返すという不思議なランニングなんだけど、これが結構気持ちいい。
走ることも水泳することもそうだけど、最初肺が慣れるまではちょっと進んだだけで息切れしてしまう。それを何日か続けていると、案外息切れしない体が戻ってくる。
きっと肺の細かな細胞や使っていなかった毛細血管が最初びっくりして、徐々に慣れてフル活動しだすんだろうと思う。
フウタの走り方は実に自分勝手。まずは、いきなりダッシュ。
しばらくして疲れたら。いきなりぺったん。
そして坂道をいきなり逆送して…
好きにプリプリ。(きちんと片付けましたぜ。)
家に帰ったらボールをくわえて、ターミネーターみたいな目でもう一回遊べとやってくる。
こうして自分に正直に生きている生き物は、精神的に疲れないだろうなぁと感心する。走りたい時に走って疲れたら休んで、ちょっと気分転換に逆送して、誘いに乗ろうが乗るまいがとりあえず遊んでくれと好きな人にせがむ。こういう生き方って素敵ね。
と言うわけで、私も少しフウタを真似して今日はほんのちょっと違うメイクをして遊びました。今日はいつも使わないアイシャドーをまぶたいっぱいに伸ばした、オレンジな目つきで恋の歌でも作ろうか。
・揺れている透明ブランコさらさらと砂になるまで愛してみよう
ついでにフウタも一人前の男になってきたから、そろそろ恋したくなっちゃったんじゃない? お母ちゃんの黒いブラばっかり噛み付くのはやめましょうね。
・情熱のスイカとパインに飽きたころ渋い柿の実ここにおります
ではまたね👋
今、ここが天国。