ダブチとポテト


真っ直ぐに引けない線に分けられて貴方の海になれないでいる
 
父性とも愛とも知らずただよって水晶の目を閉じゆくカモメ

窓のないおうちの鳥は生かされて羽根を抜かれて大空へ舞う

眠れない夜は駅に置き去りの隣り合わせの列車を思う

十七回目になる引っ越し荷造りで十八回目のため荷を減らす

乾かないシーツを再び着るようなロジェガレの香の金曜の午後

いつの日か開封したい 言の葉にあなたが包んだ百億のキス

砂浜でダブチとポテトを食べたあと遠くの君に泳いでいこう





今まで公開した歌たちを集めて、遠距離恋愛の思い出を詠んでみたよ。
「われてもすえに逢わんとぞおもう。」

じゃあまたね👋
今ここが天国。