先日、とある激安スーパーで買い物をしていました。 袋詰めする台でちいちゃな子供がテーブルに腕を伸ばして遊んでいました。 おこちゃま大好きな坊は、その横にカゴを置いて袋詰めしようとしていたら、その子のお父様は禁断のセリフを幼子に吐いたのでした。 


「他の人の邪魔になるからこっちに来なさい。」

 ↑われ


 私は一瞬、表情が固まってしまいました。 そもそも、とても微笑ましくその子供を見ていたのに、その子が私のせいで叱られているのがとても悲しかったし、そのセリフの中に言ってはいけない 「邪魔 」という言葉が入っていたからです。 


(そこは邪魔かも…キッチン真ん中)


 自分の子が他の人の通路を妨げていると感じた時には、優しく「こっちにおいで」と伝えればいいだけで、そこに邪魔だのコラだの、余計な言葉は一切いらない。 そもそも幼い子に周りへの気遣いを求めること自体間違っている。 


 邪魔だのバカだの言われた子供は、繰り返されれば本当に自分がそうだと思い込むんじゃないかな。それぐらい 毎日聞くフレーズの中に入っている言霊 というのは 子供を支配する。 (そして保育園で親の口癖を先生に見せてくれます。そっくりに!)


 優しく声をかけて、言うこと聞いてくれたらありがとう、と言えばいいだけ。 でもさすがにその日、そのおっちゃんを捕まえて、その場で説教するのはできなかった、悲しいおばちゃんでした。


 注:  愛の言葉は落ち葉の数ほど言うと嘘っぽいから小出しがおすすめ。代わりに短歌を送る?うふ


・いつの日か開封したい 言の葉にきみが包んだ百万のキス




じゃあまたね👋
今、ここが天国。