ファイナンシャルプランニングオフィスPentas -24ページ目

FP事務所『Pentas』の石川です。

昨日までは法人向けの節税対策保険について記事を書きましたが各生命保険会社の販売停止が決まり新規提案ができなくなっている状況と動きがあまりありませんので金融庁が指摘しているもう一つの問題点について書いていきたいと思います。

 

①そもそも、外貨建て保険とは?

皆さんもご存じだとは思いますが日本の預金金利は定期預金で0.01%、普通預金であると0.001%と正直に銀行に預けてもほとんど増えません。これは日本銀行が行った『マイナス金利』という施策が起こり預入金利が下がってしまいました。では、『マイナス金利』

って言葉は聞いたことはあるけど何なの?と思われる方も多いと思います。この話になってしまいますと『マイナス金利』の話しで終わってしまいますのでまたの機会に記載したいと思います。

預金金利が低いなら高いとこに預けたいのは当然であると思われます。

そこで利用され始めたのが『外貨建て保険』です。皆さんは銀行の仕事は預かること(預金)と貸すこと(借金)だとはご存じだと思われますが2001年から段階を経てですが2007年12月に銀行の窓口で生命保険の販売が全面的に解禁になりました。また、証券仲介も2004年に解禁されておりますので金融系商品のほとんどを取り扱うことができるようになったのと各生命保険会社や証券会社は銀行向け商品の開発に注力しました。銀行も本業以外の収入を得ることができますので生命保険や証券仲介といった本業外の仕事にも力を入れるようになりました。

『外貨建て保険』は読んで字のごとく死亡保険や年金保険の保障を外貨で買い、運用も外貨で行う保険です。ほとんどが米ドル・豪ドルなどで運用されます。

 

例:一時払い外貨建て終身保険 預入金額1000万円 為替レート1米ドル100円 死亡保険金額100,000米ドル 

 

加入される際の為替レートにより死亡保険金額が変わります。また、亡くなった際の死亡保険を円で受け取る場合にはその時の為替レートにより死亡保険金額が変わります。

 

例:預入金額1000万円 為替レート1米ドル100円 死亡保険金額100,000米ドル 亡くなった際に為替レートが90円だった場合には

900万円が死亡保険金となり預けた金額より低くなります。逆に為替レートが110円の際には1100万円となり死亡保険が増えることになります。要は円安では保険金が増え、円高の際には損をしてしまうということです。

もちろん預けている期間が長ければ金利が付きますので厳密にはもう少し多く戻ります。

しかしながら、目的は死亡保険ではなく預けている間の『金利』にあります。加入される保険商品や選ぶ外貨、加入時期によって金利は違いますが銀行金利より高い金利ですので魅力を感じてしまうかと思われます。私の知っている商品ですと預けていて10年で30%も増える商品もあります。今のこの時代では考えられない金利だとは思います。

また、生命保険でありますので預けている間に増えていくお金に対しては税金もかかりませんし取り崩す前に亡くなってしまった場合には法定相続人×500万円が非課税となります。また、取り崩した際には一時所得となりますが控除もされますしその年の総所得が低ければ課税もコントロールできます。

投資信託やFXなどの商品より税制面ではメリットが多いとは思いますが今回の問題点は販売している側の説明が不十分で問題になっていることが多いとのことです。これは外貨建て生命保険だけではなく投資信託やFXでも同じことが言えます。

明日はその問題点に対して書いていこうと思います。

 

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