予期せぬ美曲、美旋律にあわてふためく | 新・ぺんたno座右の銘盤withボクの新百景

新・ぺんたno座右の銘盤withボクの新百景

独断と超偏見による、勝手気ままでええ事しか書かん日記のようなもんです。
まあるい形してて、音が飛び出してくるモノへの愛情表現です。
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某サイトの『ぺんたno座右の銘盤』、『続・ぺんたno座右の銘盤』の続編となります。


新・ぺんたno座右の銘盤withボクの新百景-giovanni sanguineti
 最近やたらと縦長の添付写真が増えてきたと自分でも思う。四角四面で貫き通そうとしたが、どこかの写真で横長か縦長を使ったところ、シメシメこれは良いのではと思ったのが常となりつつ意味なく反省しておる私。さて私がこころ許した3人のベースマン、残す最後のお方がGIOVANNI SANGUNETIといい、いかにもイタリアご出身そのものの名である。そんなお方がソロ一作目にしていきなりリロイ・ヴィネガーに捧ぐなどという作品をお創りになった。『HARD TO FIND ... TRIBUTE TO LEROY VINNEGAR』はあまり期待薄で手にしたのだが。まあそうは言ってもこの重厚かついかにもベース候にしてやられたというのが正直なところ、買わずしておられますかということ。と言いつつもリロイ・ヴィネガーがこんなにもオリジナル(全9曲中4曲がL・ヴィネガー作)を既出してたとは驚き。まだまだ私の知らぬお宝があちら此方で埋もれているかと想像するだけで、月曜の朝、出勤する足取りも軽やかになろうもの。

 ここでのL・ヴィネガーのオリジナルはどれもこれもタイトなベース魂を引き出してくれる曲想ばかりだ。初っ端の<Doing That Thing>なんぞは文句のつけようのない佳曲で、ヴィネガーもなかなかやるではないかと尊敬の念を抱き、彼のオリジナルを探すべく、先ほどからCD棚を片っ端から漁っている私がなんとも可愛いと気づく。ハリー・ウォーレン<I'll String Along With You>は、脇役のデヴィッド・ヘイゼルタインのとっておきのピアノを愉しもうではないか。ヘイゼルタインはソロとなると自分自身気合負けをするのか気難しさが表へと出てくるが、ここでの脇役ぶりはありとあらゆる賛辞を述べても尽きぬほど素晴らしい感性をひけらかしてくれる。時として60年代のエヴァンスの影が見え隠れし、懐かしささえこみ上げてくるでは。つづくM・ディクソン作<Would You Like To Take A Walk?>は、不意に現われた甘く芳醇な香り揺らめくナンバーだ。意表を突かれるとはこのこと。予期せぬ美曲、美旋律に全身の細胞という細胞が一斉にどよめくのである。

-NO.540-


【うろこの家・うろこ美術館】

 北野異人街の一番山手にある《うろこの家》から眺める神戸の街並みや遠くまで広がる紺碧の海は清々しさを憶える。隣接の美術館に展示してあった絵画のひとつ。すらりとした女性に見取れ思わずカメラを。