早く言ってよ!
すっかりコロナもひと段落して
最近は街を歩いていても、
外国人観光客の姿をよく見かけますね。
インバウンド、大いに歓迎します!
日本でじゃんじゃんお金つかってください!
それにしても、昭和のころは、
海外旅行といえば日本から
「行く」ものでしたけど、
まさか外国の方がわざわざ日本に
大勢来て下さるなんて、
思ってもみませんでした。
いまや、海外との距離も
グッと近くなりましたもんね。
これもネットが普及した
おかげでしょうか。
90年代、ネットの黎明期と時を同じくして、
日本の経済界では
「グローバルスタンダード」
なんて言葉がもてはやされましたっけ。
そんなある日のこと。
営業で飛び込んだ会社が
外資系企業だったんですけど、
出てきた担当者が、
なんと、身長190センチはありそうな、
大柄な白人男性でした。
わたくしにとって、
お客様が外国人というのは、
はじめての経験でした。
ここは新規開拓じゃ!
と一発気合を入れて、
最新PCのカタログを見せながら
ジャパニーズイングリッシュで挑みました。
「ディスイズ、アイ・ビー・エムの
パーソナルコンピュータ、アプティバっ。」
(訳:これはIBMのPCで、Aptivaというシリーズです。)
「オペレーティングシステム、
は、
ウィンドウズナインティーファイブっ。」
(訳:OSは当然、ウィンドウズ95ですよ!最新機種ですからね!)
「ディスケット、あ~、え~と、
フロッピィ?ワンスロット。」
(訳:あ、IBMはディスケットって呼んでますけど、
フロッピー。スロットは1個ついてます)
思いつく限りの英語で話したつもりでしたが、
とたんに恥ずかしさと緊張で
どっと汗が噴き出ます。
やべえ・・・
やっぱり早く帰りたい・・・
と思ったその時。
「わたし、
す~んごく流暢な日本語じゃないスか。
あ~、緊張して損した!
早く言ってよ!
・・・その後、いつもの通り
日本語でお話させてもらったものの、
かる~く追い返されてしまいました。
やっぱり世界の壁は厚い!!・・・
って、そんなわけないか💦
ではでは、また明日!