子猫がいっぱい(ラポパパ) | たんばら高原 ペンションラポール

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群馬県沼田市にある、たんばらスキーパーク横のブナの森に囲まれた、ペンションラポールのブログです

ラポパパ、ラポママがペンションでの出来事、玉原高原の自然などをご紹介致します

今日、子猫が一匹、新しい家族の元に巣立って行って、残り3匹になりました。

一時期はうちに5匹の猫がいました。子猫が4匹とナナコです。

 

どういうことか、順を追ってお話しします。

 

かっちゃんと言う友達がたくみの里の近くに住んでいます。

 

かっちゃんが自宅の隣の納屋に久しぶりに入ると、ネコが子供を産んでいたそう。

驚いたかっちゃんが大きな声を出すと、母猫が驚いて逃げて行きました。

みると、子猫が4匹残っています。

 

親猫は戻って来ません。近所のネコを飼ってる人の話だと、親猫はもう戻ってこない、と言います。

 

かっちゃんは困ってしまいました。

子猫たちをどうするか。

かっちゃんはネコを飼ったことがありません。ましてや、子猫など育てたこともありません。

 

多分いろんな選択肢が彼の頭を過ったことだと思います。

 

山に捨てる、保健所に持って行く、子猫を育ててくれる人を探す、自分で育てる。

 

もちろん、山に捨てることは論外です。多分、かっちゃんは親猫が逃げてしまったのは自分の責任だと思っていたでしょうし。

 

保健所に連れて行っても、最終的には処分されてしまいそうです。子猫を育てれくれる人なんて、すぐに見つかるはずもありません。

 

結局、ネコなど買ったこともないかっちゃんは、自分で面倒を見る決心をしました。

 

ホームセンターで子猫のミルクを買ってきて、四時間おきにミルクをやりました。

 

 

それを一週間くらい続けたんだけど、かっちゃんは請け負った仕事があります。契約している仕事がもう始まるのです。

 

友達と相談した結果、うちのユウタに白羽の矢が立ちました。

 

ユウタは無類のネコ好きだし、今はペンションの仕事も忙しくなさそうです。

 

事情を聴いたユウタは、ちょっと不安を抱えながらも快く引き受けました。

 

と言うわけで4匹の子猫がやってきました。生後三週間くらいです。

 

子猫たちの状態は、歯は生えていて食事は四時間から六時間おきで、ミルクから離乳食への移行期。ウンチはお尻を刺激してやらないとできません。

 

 

ユウタは夜も寝ずに、(もともとゲームしていて夜は寝ないのですが……)新生児を持つ母親のように子猫の面倒を見始めました。

 

 

 

それから数日後、一番元気な女の子がユウタの友達の家に貰われて生きました。

 

 

その友達のお母さんは、20年近く飼っていた猫を三年前に亡くしています。その亡くなった猫に、貰われていった子猫がそっくりなのだそうです。

 

ずいぶん喜んだおかあさんは、「この子一匹じゃかわいそうだし、もう一匹、この子の兄弟も育てたい」ということになりました。

 

それで、もう一匹、唯一の男の子が今日、貰われて行きました。

 

これで子猫は残り2匹で、だいぶ楽になったはずなのですが、ユウタにしてみれば苦労して育てた子猫たちがいなくなるのはとてもつらいようです。

 

 

そして、つらい、と言えば先住猫のナナコもつらい思いをしているでしょう。

 

できるだけ、家族みんなでナナコが一番だよ、っていいながらかまってやるようにしているのですが、どうも寝姿が悲しげなのです。

 

 

しかも、ナナコは子猫が怖いらしいのです。自分以外のネコを見るのは初めてだからだろうけれど、それにしても臆病すぎますね。

 

長くなったので、続報はまた改めて。