続いてもドイツ機のキットの紹介です。どうせならば、ちょっと珍品を・・・と思ったのですが、さすがに蜜柑山にはそうそう珍しいキットは転がっていませんねぇ~。
そこで、あまりマニアの皆さまが手を出さないような(出来の)キットで、ご機嫌を伺いたいと思います。
リンドバーグのアラドAr.234Bの1/72スケールのキットです。

【実機の紹介】
実機は、第二次世界大戦末期にドイツが開発したジェット爆撃機です。世界初の実用ジェット爆撃機でしたが、戦況の関係で多くの機体が偵察機として利用されたようです。
【キットの紹介】
60年代半ばに発売されたキットで、以前紹介したDo335と同じく世界初のキット化でした。フロッグがキットを出すまでは唯一のキットということも同じでした。

箱の中身です。パーツは約35点で、むき出し状態で箱に入っています。(ビニールに入っているのは、後に入れ直しましたものです。)

パーツの状況です。いや~、本当にシンプルな構成ですね~。子供向けの玩具としては、理想的なパーツ構成です。パーツの表面は凸モールドで、粗くリベットが施されています。

軽く胴体と主翼を合わせて見ました。こうして見ると、なかなかAr234らしく見えてきたような・・・
キャノピーは中央部で2分割されています。ただ、実機は中央部は一枚ガラスで、分割線は入りません。胴体部ならまだしも、透明部品では継ぎ目の補正は、限りなく不可能に近い気がします・・・

組立説明図も超シンプル。まあ、このパーツ構成ならば、別に詳しい説明がなくても完成出来そうです。
先にも述べたとおり、外形は誰が見てもAr234にしか見えません。スケールもほぼ正確なのですが、細かい個所はかなり省略が激しいです。よく見えるコクピット内部は、椅子とパイロットだけなのでせめて計器類はでっち上げてやらないと、様になりません。アンテナ類や脚周辺も物足りませんが、追加工作はほどほどにしておかないとキリがありません。主翼や尾翼、エンジンポットの形状も少々怪しい気もしますが・・・見て見ぬふりをしておいた方が精神衛生上よいと思います。
今となっては、頑張ってドラゴンのキットを探すか、レベルのAr234(=旧フロッグ製)に手を加えた方が得策です。でも、世界で初めてこの機体をキット化した功績?だけは認めるべきなんでしょうねぇ~🐧