今回はイギリス機のキットを取り上げます。
エアフィックスの、ホーカー・シドレー125 ドミニの1/72のキットです。
【実機の紹介】
1962年に初飛行した、イギリスの双発ジェット機です。当初はデ・ハビランド社が開発を行いDH125n呼称でしたが、ホーカー・シドレー社に吸収合併されたためHS125に呼び名が変わっています。イギリス空軍で航法訓練や輸送で利用された他、民間でも使用されています。
何か見たことのある機体だな・・・と気付かれた方もいらっしゃると思いますが、本機はその後も改良が重ねられ、ホーカー800シリーズへと発展しました。この型は、U-125として日本の自衛隊で運用されています。
【キットの紹介】
キットの発売は60年代半ばで、実機が部隊配備された頃になります。当然ながら?他のメーカーからキット化されることなく唯一のキットとして君臨・・・と言いたいところですが、実はマッチボックスから70年代半ばに改良型の-600がキット化されていました(こちらの方は、80年代には品薄となり現在では絶版状態です)。
エアフィックスのキットは、一時生産休止されていましたが、90年代末頃に再販されました。赤箱になった現在でも、デカールを替えて販売が続いています。今回紹介している箱絵は、60年代に販売されていたものです。
おまけで、新しいボックスアートもご紹介。2000年頃に販売されていたキットでは、形式が正確に表示されています。
個人的には、古い箱絵の機体の方の塗装が好みですね。
箱の中身です。内袋は、パーツの散逸を防ぐために後で追加しました。
パーツの状況です。 表面は凸モールドですが、あまりパネルラインが再現されていないため、のっぺりとした感じがします。

動翼が可動となっていますが、かなりガタつくので固定した方がよいと思います。
胴体の扉は別パーツで開状態にも組めますが、内部が空っぽなのであまり開ける意味を感じません。しかし、閉状態にすると段差や隙間が目立ちます。細かいアンテナや突起が別パーツ化されているのはよいのですが、説明図が不親切なので、どこに付けてよいのやら今ひとつ不明確です(90年代以降に発売されている版の説明図では、もう少しわかりやすくなっていますが・・・)。
外形上もちょっと問題があります。背びれから尾翼にかけてが異常に分厚く、まったくジェット機らしくありません。これは、ゴシゴシ削って修正する域を明らかに超えています。また、主翼もいくら厚翼の機体だからといっても、ぶ厚過ぎです。この他、機首の形がとがり過ぎですし、脚柱が長いため地上高が高過ぎます。
このように外形上の欠点が多いので、あまりお勧めできるキットではありません。ただ、民間型など塗装のバリエーションが多いので、資料さえあれば楽しめる機体ではあります。
なお、このキットを自衛隊のU-125に改造するのは、あまりに機体の形状が違いすぎて無理だと思います(塗装だけ自衛隊風のなんちゃってU-125も、それはそれでいいかも・・・ですが)🐧
次回からは、別のテーマで紹介を続けたいと思います。