前回に続き、強風のキットの紹介です。今回取り上げるのは試作型(プロトタイプ)です。

【実機の紹介】
強風は、陸上戦闘機以上の高速を出すよう海軍から要求されていましたが、それを実現するために(実際には実現は不可能だったのですが)開発当時最大の馬力を誇っていた火星エンジンを搭載していました。ただ、高出力のエンジンによる激しいプロペラ後流による機体の偏向性を解消する必要があり、試作機では2重反転プロペラを採用していました。
しかし、当時の日本の工業力では、複雑な構造からくる故障や油漏れを防ぐことができず、生産型ではシンプルに通常の3枚翅のプロペラを装備することになりました。
キットは、この2重反転ペラを装備した型を再現しています。

【キットの紹介】

箱の中身です。

パーツの中身は、基本的には前期型と同じです。

マークは、1種類だけです。プロトタイプなので仕方がないですね。

前期型のパーツの中にはプロペラのパーツが4枚入っているので、それを組み合わせて2重反転ペラを再現してやることになります。一応可動式なのですが、放っておくと前後のペラが変な位置になってみっともないので、固定してしまった方がよさそうです。その他組み立て上の注意は、前期型のキットと同じです。

まあ、外形がどうのこうのいうよりも、1機しかないプロトタイプをキット化したハセガワの姿勢に、素直に感謝したいと思います。たぶん今後も、全スケール通じてキット化されることはないでしょうから、見つけたら入手されることをお勧めします🐧