前回に続き今回もフロッグのキットを取り上げます。
フロッグのスピットファイア MK.1/5の1/72スケールのキットです。

【キットの紹介】
キットの発売は1950年代後半なので、プラモデルというものが欧米で盛んになり始めた頃のキットです。発売から暫くの間は、72のMk.5型のキットはこのキットだけという状態が続いていたので、それなりに価値がありました。
70年代半ばまで現役で販売されましたが、フロッグ倒産後はさすがに古過ぎてこの金型を使ったキットは出ていないようです。

パーツの状況です。実にシンプルな構成です。

胴体は・・・どう見ても、スピット以外には見えません。ちなみに、コクピット内部はすっからかんで、シート、計器盤はおろか、パイロットも付属していません。

主翼は上下一体成型です。そして、この頃のフロッグのキットのお約束?で、脚収容孔は開いていません。

小物パーツも、必要最小限ですね。アンテナ柱が付いているだけ、リンドバーグのキットよりはましかな~。脚柱は、カバーと一体成型です。プロペラが細くて貧弱なのは、初期のフロッグのキットによくある欠点ですね。

組立説明図ですが、パーツ構成がシンプルなのでこれを見なくても誰でも完成できそうです。

塗装はMK.1とMk.5のそれぞれ1種類づつ提示されています。
・・・とここまできて、このキットはコンパチキットなのにパーツ数が少ないことに気付いた方は偉い!実はこのキット、パーツ自体はMK.5なのですが、デカールを変えることによってMK.1とのコンパチ化を図ったという、ある意味かなりトンデモないキットなのでした。大らかな時代だったのですね~。
外形自体はまあまあのレベルなのですが、ディティール表現が皆無とあっては、今となっては懐かしいキット以外の評価はできないと思います🐧
(おまけ)
このキットは、90年代に発売されたトルコのパイオニア2のMK.5のキットのベースとなったキットです。

もっとも、パイオニア2のキットは型をMK.5に限定している上に、胴体はトロピカルフィルター付きになっています。一応は、改良版コピーというところでしょうかね(^∇^)