ぺんぺんは、対戦車ヘリという機種はあまり好きではありません。なので、手に入れても中身もあまり確認しないで処分してしまい、現在ほとんど所有していない状態です。そんな中で、珍しく生き残っていたキットを紹介します。

巷では「トンデモキット」として名高い?、イタレリのミルMi-28の1/72スケールのキットです。

【実機の紹介】
実機はソ連の対戦車ヘリで、Mi-24ハインドをより進化させて対戦車用に特化した機体です。原型機は1982年に初飛行しましたが、Ka-50との採用競争に敗れ、開発はいったん中止となりました。しかし、Ka-50の配備が思うように進まなかったことから、Mi-28に全天候性能を付加したN型がロシア軍に導入されることになったようです。

【キットの紹介】
キットは、80年代初めに発売されました。Mi-28の世界初のキット化になります・・・というか、実機が公表されるかされないかという時期の発表でした。日本ではタミヤがウォーバードシリーズの1点として発売しているので、結構お馴染みのキットだと思います。

もう、最初にはっきり言っちゃいますが、このキット、素人目に見ても実機と違っています。百聞は一見にしかずなので、絵で見ていきますと・・・

これが、キットの塗装図。中のパーツも大体こんな形状です。

そしてネットから引っ張ってきたA型の図。機首や胴体の形状、エンジン周りなど、まさに「別の機体」です。どうやら、機体の想像図をもとに型を起こしたようですね。

と、このままバッサリ斬り捨ててしまうのも何ですので、一応はキットの中身も紹介しておきます。

機体の表面などは凸モールドで表現されています。

デカールは1種類だけ。機体同様?考証はいい加減です。

パーツ数は、ヘリのキットとしては平均的なものです。エンジン周りやキャノピーのパーツの合わせがあまりよくないので、修正には手間がかかります。
ディティール表現については目くじらをたてるだけ野暮な気もしますが、コクピット内がキャノピーを通してよく見えるので、塗装をさぼれません。

80年代のイタレリは、F-19やMiG37など機体の噂だけを元にキットを作ってしまうようなところがあったので、まだ実機が存在するだけこのキットはましなのかもしれませんね。ちゃんとしたMi-28を作るのならばズベズダやドイツ・レベルが出しているキットがあるので、あくまでも広い心でゲテモノに取り組める心の広い方向きのキットです🐧