長々と続けてきたジェット戦闘機のキット紹介ですが、一旦この辺で終わりにしたいと思います。
締めは1/48スケールのキット、しかも、ただの48では芸が無いので少々ゲテモノ的なキットの紹介です。
リンドバーグのサーブ・ドラケンの1/48スケールのキットです。

【キットの紹介】
随分昔からあるキットらしく、60年代半ばには既に販売されていたようです。ドラケンのキットとしては、最も早く開発されたものの内の一つです。そして、70年代に入ると生産休止になり、暫くは入手困難な状態でした。
90年代になってリンドバーグ社がレベル社の真似をして?旧作キットを再販するようになりましたが、今回取り上げているのもその流れで再販されたものです。

箱の中身です。

パーツの状況です。50年代のリ社のキットのように「パーツは全部で15点」なんていう簡単さはないですが、最近の48と比べると格段にパーツの点数が少ないです。(タミヤの1/100並み?)

胴体は、上下分割式です。まあ、ドラケンについてはどのキットでもこの構成ですね。前脚の格納孔は少し大き過ぎるような感じがします。

翼は、見た目にはそれ程形が崩れているようには見えません。因みに、機体の表面のパネルラインは凸モールドです。

細部のパーツです。コクピットはシートとパイロットだけです。脚柱は、かなり簡略化されています。

謎の?大型ポットとロケット弾。大型ポットについては後述します。


車輪が回転する他、可動全盛期のキットらしく脚も格納できます。脚は一応固定できるようにはなっていますが、それでもグラつきます。また、キャノピーも開閉可能ですが、これまた段差ができます。
パーツ構成は割と単純なので、組み立てること自体で苦戦はしないと思います。ただ、パーツの合わせは今ひとつですし、先に触れたように可動部がガタつくので、きちんと隙間無く組むのはなかなかしんどい作業です。
外形は、まあドラケンにしか見えないという感じで、雰囲気は捉えているものの機首が少し寸詰まりで、外翼の下半角が足りず、垂直尾翼の角度も変と、気になる点が続出します。細部の省略は結構激しく、脚は実感に欠けている・・・となると、スケールモデルとして扱うのは、若干無理があるかもです。

そして、謎の大型ポット。これは実は、中にロケット弾を入れておき、ポット後部のレバー?を押すと輪ゴムの力でロケット弾が発射できるというギミックだったんですね。いかにも子供が喜びそうな仕掛けです。でも、当然ながら実機はそのようなポットは装備していません。60年代当時のスケールモデラーがこのキットに見向きもしなかったのは、こういう玩具的な構成を嫌っていたんでしょうね。
でも、ゲテモノ好きぺんぺんにとってはかなり魅力的なキットで、実は再販を心待ちにしながら70~80年代を過ごしたのでした🐧
次回からは、ヘリコプターのキットを紹介していきたいと思います。