今回も1950年代の機体のキットを取り上げます。
マッチボックスの1/72のダッソー・ミステールⅣ.Aのキットです。

【実機の紹介】
ミステールはフランスの戦闘機で、当初はダッソー・ウーラガンを後退翼にした機体として開発されました。Ⅳ.A型は後期生産型で、胴体や主翼が再設計されました。この型は中東戦争でイスラエル軍により戦闘爆撃機として使用され活躍しました。
【キットの紹介】
キットの発売は84年頃で、マッチボックスとしては末期に近い頃に開発されました。ミステールは生産数の割にはキットが少なく、本家?フランスのエレールが1/100程度の古いキットを出していた他にはキットが皆無の状態でした。そのような環境でのキット化は、まさにマイナーな機体を積極的に取り上げていたマッチボックスの面目躍如といったところでしょう。
マッチボックスがドイツレベル傘下になってからは、レベルブランドで発売されたことはありますが、現在は生産休止のようです。
紹介しているのは、90年代に入った頃、中国のメーカーで生産したバージョンです。外箱の一部の文句が中国語で表示されているほか、説明図の表記はオール中国語です。

パーツの状態です。マッチボックスらしい太目のランナーに、パーツがくっついています。おなじみ?の2色成型ですね~。

胴体が、ウーラガンと比べてかなり太目であることがわかると思います。胴体といい、後退角のきつい主翼といい、ウーラガンの面影はかなり薄くなってしまっています。なお、キットの表面はあっさりととした凸モールドで、フロッグのキットを思わせるものがあります。

塗装は2種類指定されています。フランス空軍の銀塗装もよいけれど、イスラエル軍の迷彩塗装も捨てがたいですね~。
どちらを選ぶか迷ってしまうところですが・・・実はここで大きな問題点?があったのです・・・。

デカール?が通常の水を使って貼り付けるタイプではなく、大昔のプラモよろしく裏に糊がついたシールを貼り付けるようになっているではありませんか!?
しかも、シールは一枚ベタで印刷されているので、ちょうどの大きさにトリミングしなければなりませんその上、シールはテカテカのつや有り仕様・・・ということで、このまま使うとちょっと玩具じみて見えてしまいます 。

部品の数は少なく、組み立ては非常に簡単です。パーツどおしの合わせも、ほぼピタッと合います。
外形は、まずまずミステールらしさを捉えています。細部の省略は目立ちますが、元々外側に突起類が少ない機体なので、コクピットや脚の部分に手を入れればそこそこ見られる出来になります。
こうなると、デカールをどこかから調達して・・・ということになります。てっとり早くは少し大きさが違いますが、エアフィックスのシュペルミステールのものを流用するという手がありますかね🐧