今回取り上げるのは、機体的にはかなりのマイナー機ですが、キットは割とよく知られていると思われるものです。
KPのアヴィアB.35の1/72スケールのキットです。

【実機の紹介】
実機は第二次世界大戦前にチェコで開発された戦闘機です。単発、単葉の固定脚の機体で、1938年に初飛行しました。最大速度は490km/hを超え当時としては高速の機体でしたが、試作2号機が飛行した翌年にはチェコがドイツに併合されてしまったこともあり、試作3機だけで量産は見送られてしまいました。
ただし、脚を引き込み式にしたB.135はごく少数機が生産され、ブルガリアで使用されました。
【キットの紹介】
70年代後半に発表されたキットで、通常インジェクションキットとしては世界初のキット化・・・というか、本家チェコでなければこんな機体はキット化しませんよねぇ。その後、超マイナー機にも関わらず、現在まで生産が続けられています。
このキットが無ければ、たぶん一生この機体のことは知らず仕舞いだったでしょうね~

箱の中身です。

パーツの状況です。KP社の初期のキットのせいもあって、パーツ数はかなり少なめです。

胴体や脚のパーツです。表面は筋彫りと凸モールドが混じっていて、現在の目で見るとややオーバーな表現に見えます。

主翼は、スピットファイアを思わせるような、流線形を描いています。そう言えばスピットも原型機は固定脚でした。もしかして参考にしたのかな・・・

プロペラが2種類付いていて、試作1号機と2号機が組めるようです(3号機は主翼の形が違います)。ただし取り替えても、外形はあまり変わり映えしません。
パーツ数は少ないので、組み立てはスラスラ進む・・・とはいかず、簡易インジェクションキット並みに、機体の各所に隙間やガタが出来ます。根気よく修正してやるしかないですね。また、キャノピーが厚めで透明度が今一つです。自作してやってもよいのですが、そうすると今度はコクピット内部の寂しさが目立ちます。う~ん・・・どうしたものかなぁ~

出来上がった外形は、なかなかよく実機の雰囲気を捉えています。手間をかければ、それに十分応えてくれるキットだと思います。塗装はチェコのやや複雑な迷彩が指定されています。実機が3機しか作られていないので、塗装のバリエーションに欠けるのは仕方ないですね🐧