6月なのに大型台風接近中で外に出るのが怖いので、しばらく在宅勤務にしましょうかね。
さて今回はイギリス機のキットを紹介します。
パイオニア2製のホーカー・シーフューリーの1/72スケールのキットです。

【実機の紹介】
実機はイギリスの艦上戦闘機で、最後のレジプロ艦上戦闘機となりました。朝鮮動乱にも投入されています。また、民間のレーサー機となった機体もあり、現在でも飛行しています。レジプロ戦闘機の最後というか、有終の美を飾った機体でした。
【キットの紹介】
パイオニア2は90年代初めに突如大量輸入されるようになったメーカーで、一応トルコのメーカーとなっていますが、キットの生産をトルコで行いパッケージングや販売はイギリスで行っていたようです。諸費用の安い?トルコで生産していたせいか他の輸入キットに比べて安価で、しかも機種的にレアのアイテム(F-4のようにメジャーな機体もありましたが)であることから、当時は結構注目されていました。しかし、肝心のキットの出来はトホホなものが多く、評判はよくなかったようです。後にPMモデルというブランドで販売されており、価格は安いままで外箱の材質が向上しました。
キットは一応はパイオニア2オリジナルのようですが、フロッグの超ベテランキットを大いに参考にして簡略化したキットと言ってもよいと思います。完成後の外形は、フロッグのキットと非常に似ています。

パーツの状態です。パーツの表面は梨地で、簡単な筋彫りが施されています。この梨地の表面が、本キット制作上の最大のネックという評価もありました。(私は気にしませんが・・・。)

パーツ点数はそれほど多くありません。フロッグのキットでは細かく分割されていた主翼は、本キットでは一体化されて成型されています。アクセサリーとしてロケット弾と増槽が付いています。

デカールはイギリス海軍(実戦部で隊はないようです)とカナダ海軍のものが付いています。デカールの質はお世辞にも優秀ではありません。

部品どおしの合いはよく、部品点数も少ないので、組み立てはスラスラ進みます。素組みするだけならば、一日で塗装まで完成させることも可能です。
外形は古くからそこそこの定評のあったフロッグのキットをベースにしているだけに、よく実機の雰囲気を捉えています。問題は細かい部分の表現で、90年代のキットとしてはディティールの表現があまりにラフ過ぎます。何も彫刻の無いエンジン部分、排気管の表現、シートと床だけのコクピットなど、気になるところは多数あります。まあ、素材がよいので、手のいれ甲斐があるキットと言えるとは思います。
物足りない部分は多いのですが、何せ他のキットの半額で購入できるありがたい存在です。暇つぶしの一作には最適ではないでしょうか🐧