久々に1/48のキットも取り上げましょう。ICMのヤコブレフYak-7DI/-9の1/48スケールのキットです。

【実機の紹介】
実機は、第二次世界大戦後期のソ連の主力戦闘機です。Yak-1戦闘機を改修した複座練習戦闘機がYak-7でしたが、元になったYak-1より優れた性能を示したので、応急的に単座戦闘機に改造されることになりました。これがYak-7DIです。そして、それをさらに改良することによってYak-9へと発展していきました。
初期型は木、金属混合構造の機体ですが、後期型では全金属性の近代的な機体になりました。Yak9は朝鮮動乱にも投入されたほか、東側諸国では60年代初めまで現役でした。
【キットの紹介】
90年代後半に発売されたキットだったと思います。ICMはウクライナのメーカーで、一時期はよく輸入されていました。旧ソ連の航空機や戦車などをキット化し、アイテムの珍しさと出来の良さで隠れたファンが多いようです。Yak-9ではこの1/48スケールのほか、1/72でもキットを出していました。

箱の中身です。零戦より一回り小さな機体ですが、結構パーツ数は多いです。

パーツの状態です。パーツの表面はきれいな筋彫りですが、実機が木製の部分が多かったためパネルラインの彫刻はあまり目立ちません。やや新しいキットなので、東欧のキットの割には繊細なモールドだと思います。

内部の鋼管フレームがパーツ化されていますし、エンジンも内蔵しています。コクピット内は細かく再現されており、シートベルトをセットすれば十分です。
本キットの最大の欠点はパーツどおしの合いがよくないことで、パーツのシャープな見かけとは裏腹に各所に隙間ができます。そのため、丁寧に修正をしながら組み立てないとせっかくの素晴らしいキットが台無しになってしまいます。もっとも、手を加えればそれに応えてくれるので、作り甲斐のあるキットだと言えると思います。
発売当初は2000円という1/48モデルとは思えない安価さだったのですが、現在はあまり店頭に並んでいないようです。あったとしても、このご時世ではかなり高価になっていると思います。ヤフオクなんかで見つけられたら、ゲットしておいて損はないと思います🐧