今回は、やや新しいキット(それでも、登場から30年近くたっていますが)の紹介です。
アカデミーのF4F-4 ワイルドキャットの1/72スケールのキットです。

【キットの紹介】
90年代前半にサニーが代理店として韓国のアカデミー社の製品を大量に輸入・発売し始めましたが、その第1期生といってもよいキットです。当時、まともなワイルドキャットのキットはエアフィックスのキットが思い出したように輸入されるだけで、突然現れたアカデミーのキットには結構驚かされました。また、当時の定価が400円という安価さに、再度驚かされたものです。
中身は古いフロッグのキットのコピーだったのですが、ハセガワが秀作キットを出してからも手軽に組み立てられるキットとして、また改造のベースとして重宝されました。

箱の中身です。

パーツの状況です。パーツの表面は筋彫りで、見た目はかなり繊細に見えます。パーツの配置はオリジナルのフロッグの製品を踏襲していますが、細かい箇所で異なっています。

フロッグのキットについていなかった、展示用スタンドのパーツが付いています。ただ、このキットが発売された時点では既にスタンドに展示するという需要はすたれていたと思うのですが、律儀にフロッグ時代のコンセプト?(フロッグのキットでは、別のランナーでスタンドが用意されていました)を踏襲しているところが、初期のアカデミー社らしさを感じますね。

組み立て自体は、パーツの合いもよくすらすら進みます。ただし、胴体と主翼はそのままだと上半角が不足します。
アクセサリーは増槽がついています。デカールが一種類だけなのは、少々サービスが悪いような気がします。
外形はまずまず実機の雰囲気を捉えていますが、個人的には機首の形状が少し細いように思っています。また、ディティールの表現は、後発のハセガワの製品と比べると明らかに見劣りがします。コピー元がかなりのベテランキットだっただけに、仕方がない点ではありますが・・・。
まあ、先にも書きましたが、手軽で安価(しかもそれなりの品質)というところが、最大のウリのキットです。ヤフオクでも結構人気が高く、定価より安く落札するのはやや困難なようです🐧