もう一品、水上機のキットを取り上げます。
基本的にぺんぺんは1/72派なのですが、古いキットのコレクターと化してからは70年代初め頃までに発売されたキットについては、スケールに関係なく手を出しています。今回は、そんな古い大きめスケールのキットの紹介です。
SMERの、1/50のフェアリー・ソードフィッシュのキットです。

【キットの紹介】
元々はイギリスのメリット社で開発されたもので、60年代前半の発売になります。当時は確か1/48の表示でした。その後、イタリアのアルティプラスト(イタレリの前身)に金型が引き取られ、1/50スケールとして販売されていました。
そして70年代後半に金型がチェコのSMERに渡ってからは、最初は1/50表示で後に1/48スケールと表示されています。
タミヤがキットを出すまでは、唯一の48のソードフィッシュのキットとしてそれなりの価値がありましたが、今となっては有り難味が薄くなってしまいました。

箱の中身です。やや肉厚のパーツがバラバラと入ってます。

胴体と主翼です。表面仕上げはまずまず羽布張りの感じを出していますが、最近のキットと比べると少々粗い感じがします。

小物パーツの精度は、70年代初めの1/72のキット並みですね。コクピットは床板と座席だけ、エンジンとカウリングは一体成型です。

可動部はプロペラだけです。アクセサリーとして、魚雷が一発付いています。
地上型とのコンパチキットではなく、水上機型単独のキットです。地上型のバリエーションキットも発表されないまま終わりました。
パーツどおしの合わせは、あまりよくありません。各所の隙間対策は必須です。
外形は、一応は実機の雰囲気を捉えていますが、全体に表面仕上げやディティールの再現度がラフな感じです。そのため、他の48キットと並べるとやや貧相に見えます。まあ、機体がやや大きく張り線が多いので、丁寧に張り線を施してやればディティールの不出来を隠せるかもしれません。3座機にも関わらず乗員が2体しか付いていないのは、完全な手抜きですね。


タミヤが地上型と水上機型の両方をキット化してくれたので、本キットも用済みと言ってもよいでしょう。機体的には好きなのですが、このまま蜜柑山の肥やしになること決定という訳で、さっさとヤフオクで処分されました🐧