今回は、久々に日本の水上機のキットを紹介します。
LSの、1/72スケールの93式中間水上練習機のキットです。

【実機の紹介】
日本海軍の93式中間練習機の水上機型です。水上機の搭乗員の養成のために広く使われた他、哨戒や連絡に使用された機体もありました。

【キットの紹介】
キットの発売は、70年代半ばだったと思います。陸上機型から少し遅れて、バリエーションキットとして発売されました。93式中練は日本を代表する練習機だったためにキットの種類は各スケール揃っていますが、水上機型のキットは1/72のこのキットだけ・・・と思ったら32の童友社(元はニットーの金型)のキットがありました。
LS倒産後は、アリイが金型を引き継ぎ生産しています。

箱の中身です。

表面の羽布張り表現は、上品でなかなか見事な出来です。支柱等の成型もシャープです。

パーツの全体像がわかり辛いので、組立説明図の部品図を載せます。結構、パーツ数が多いですね~

一応、カラーの塗装図が付いています。パーツがオレンジ色で成型されているのは、塗装の手間を省けるようにとのメーカー側の配慮らしいのですが、銀塗装の時にはどうしましょう・・・

可動部はプロペラだけです。
外形は実機の雰囲気を実によく捉えています。表面仕上げも丁寧で、パーツどおしの合わせも良好です(アリイに金型が移ってからは、多少精度が悪くなったという話も聞きますが)。
ただ、コクピット内やエンジン周囲の表現は、やや手抜きな感じがします。特にコクピットは付属の乗員のフィギュアで誤魔化そうにも、フィギュアの出来もあまりよろしくないので対応を考える必要があると思います。


複葉機としては安価で組立やすいキットなので、複葉機の入門には適していると思います。張り線も注意して行えば、それほど難しくありません。実は、ぺんぺんの張り線デビュー?は、このキットだったのでした🐧