爆撃機・攻撃機のキット紹介の今回は、久々のソ連機の登場です。
エアフィックスの、ペトリャコフ Pe-2の1/72のキットです。

【実機の紹介】
実機はソ連の双発軽爆撃機です。初飛行は1939年で、当初は双発戦闘機として開発されたのですが、爆撃機として採用されました。操縦性には難があったものの、その高速性を生かして大戦の間ソ連の主力爆撃機として活躍しました。戦後も東側の各国で使用され、50年代前半まで現役でした。
フィンランドでは鹵獲された機体が、対ソ連用に使用されました。
因みに設計者のペトリャコーフは、Pe-2の試作機の事故によって亡くなりました。
【キットの紹介】
キットの発売は67~8年頃で、本機の世界初のキット化でした。10000機以上生産された機体だけに、発売当時機体の存在は広く知られていたのですが、立体化したものはこのキットで初めて見たという方が多かったようです。
長く唯一のインジェクションキットとして君臨していましたが、冷戦終結後、チェコやウクライナからニューキットが発売され、本キットの有り難味はなくなったような気がします。
現在店頭で見かけるエ社のPe-2のキットの中身は、この当時と変わっていません。

箱の中身です。 デカールは、ソ連、チェコ、ポーランドの3カ国分付いています。

胴体と主翼のパーツの状況です。胴体は細く絞られていて、いかにも高速機という感じですね。

小物パーツです。発売当時としては、細かいパーツが用意され精密なキットの部類に入ると思います。動翼部などが細分化されていますが、全体にパーツは少なめです。


主車輪とプロペラが可動になっている他、主翼下のダイブブレーキも可動のすることができます。地上時と飛行時の選択式で、それぞれの状況に合わせた脚扉が付いています。アクセサリーは爆弾4発です。
外形は、一応Pe-2らしく仕上がっています。細かく見ていくと機首の形状がやや太めだったり、エンジンナセルの形が変だったり、風防の枠がいい加減だったりと、気になる個所が結構出てきます。また、翼の縁はぼってり気味なので、薄くなり過ぎない程度に削ってやった方がよさそうです。
まあ、古いキットだけに今となっては欠点も結構目立ちますが、作りやすいキットですし、機体のイメージのとらえ方(要は、実機らしく見えるようにすること)は、今でもなかなかのものだと思います。凸モールドなんて気にしない、コクピットの再現が不十分でもいいじゃないかという大らかなモデラーなら、是非作っていただきたいキットですね
ただ、生産数が多いだけに塗装バリエーションも・・・とはいかず、どれも単調な塗装(フィンランドの迷彩塗装は目をひきますが)なのが、ちょっと残念です🐧