今回取り上げるのは、爆撃機の範疇に入れてもよいのかなと少し迷った機体のキットです。
エレールのPZL P-23 カラシュの1/72スケールのキットです。

【実機の紹介】
実機はポーランドの軽爆撃機/偵察機です。初飛行は1934年で、当時としては先進的な全金属製の単葉機でした。ドイツ軍のポーランド侵攻時にはポーランド軍の主力機のひとつとしてドイツ軍に立ち向かいましたが、既に旧式化していて損害が大きく戦果はあまりあげられませんでした。

【キットの紹介】
70年代末頃に発売されたキットです。ポーランドのマイナーな機体ということで、本キットでこの機体の存在を知った方も多かったようです。その後、ポーランド製?のおもちゃ地味たキットも出ていましたが、まともなスケールモデルとしては本キットが唯一のものだと思います。
黒箱の頃のボックスアートは戦闘中のシーンでなかなか強烈な印象を残すものでしたが、90年代に入ってからの絵は何となくおとなしい感じになっています。

箱の中身です。デカールは、ポーランド軍とルーマニア軍のものがセットされています。ただし、両者とも塗装自体は単調なものです。

パーツの状態です。水平尾翼を差し替えることによって、A型とB型を作ることができます。

パーツの表面は基本は凸モールドです。

小物パーツも、当時としてはなかなか細かく再現されています。

外形は実機の雰囲気をよく捉えています。大きめの風防からはコクピット内部がよく見えるので、少してを加えてやると見た目がよくなります。
本キットの問題は、コクピット内やエンジンのパーツの固定位置が曖昧で、そのままではうまく固定できないところです。特にカウリングと胴体は一工夫しないと、ガタガタですぐに外れてしまいそうです。また、主翼と胴体の合わせ目の隙間も結構目立ちます。
外形はお世辞にもスマートとは言えず塗装も地味なので、キットの人気は今ひとつのようです。どちらかと言えば、珍機好きな方にうけるキットだと思います。という事で、ぺんぺんは割と好きなキットですね🐧