今回は紹介するのは、海軍の爆撃機(雷撃機)です。mpcの1/72スケールのTBD-1のキットです。

【実機について】
アメリカの艦上爆撃機/雷撃機で、1935年に初飛行しました。全金属性の単葉機で、当時としては非常に先進的な機体でした。アメリカ初の単葉艦上機でもあります。
第二次世界大戦時にはさすがに時代遅れになっており、急速にアベンジャーと交代して退役していきました。ミッドウェイ海戦時のやられ役?としても有名かもしれませんね。
【キットの紹介】
箱絵を見てもおわかりのように、中身はエアフィックスのキットです。67年頃の発売だったと思います。世界初のキット化で、その後も通常のインジェクションキットとしては、モノグラムの48(これは、名作です)があるだけです。
100機少々しか生産されていないマイナーな機体ですが、日本ではエ社と提携したグンゼ産業が70年代後半に大量に販売したため、一時はどこの模型店でも見かけるポピュラーな存在でした。
80年代以降もスポット的ですが、キットの生産が続けられました。

箱の中身の状態です。デカールは、第二次世界大戦前の、派手な塗装用の一種類だけです。グンゼ・エアフィックス版では、第二次世界大戦時のネイビーブルー塗装用のマークも付いていました。

パーツの状態です。このキットが開発された60年代後半頃から、エ社のキットはパーツ数が増えていきます。

mpcのキットはエ社と違ってパーツがビニール袋にはいっているので、個々のパーツの状態がわかり辛い写真で申し訳ないですm(_ _)m
機体の表面、特に主翼はユンカース機よろしく波板で構成されていますが、本キットも多少大げさなところはあるものの波板らしく表現されています。ただ、塗装とデカールの貼付にはかなり苦労します。

キャノピーが開閉状態選択式になっているほか、主翼も通常時と折りたたみ時をの選択になっています。また、魚雷か爆弾のどちらかを選んで装備することになります。
外形は実機の雰囲気をなかなかよく捉えています。ディティールの再現度は、発売時期の古さを考えれば標準以上の出来だと思います。
欠点としては、プロペラや基部の形が不細工なこと、キャノピーの透明度が今いちで、窓枠がやや太めなこと、主翼を伸ばした状態で組むと、折りたたみ時の継ぎ目に目立つ段差ができるところなどが挙げられます。
古いキットなので、外形やディティールを追求するのならば簡易インジェクションキットを仕上げた方がよいでしょうが、あまり細かいことに拘らずにサラりと仕上げてやるのも一興かと思います。塗装は、やはり戦前の派手で明るい塗装が一押しですね🐧