今回はちょっと変わったジャンル・・・研究機のキットの紹介です。このジャンルは恐ろしくマイナーな機体ばかりなので、キットの種類も非常に限られているようです。
ノボのフェアリー・デルタ2の1/72スケールのキットです。

【実機の紹介】
実機は、イギリスで開発された超音速実験機です。1956年に1811km/hの速度世界記録を達成しました。速度記録を樹立した最後の(今のところですが・・・)イギリス機です。
【キットの紹介】
ノボのキットは70年代末に発売されましたが、中身は60年代初めからフロッグ社が発表していた、一連のイギリスの世界記録を作った機体のキットの中の一つです。
ノボのブランドで販売されました後は、ロシア系のメーカーで思い出したように発売されていましたが、最近ではまったく見かけなくなってしまいました。

箱の中身です。

パーツの状況です。パーツの表面は、動翼部以外は粗めの凸モールドです

実機の機首は、離着陸時の視界確保のため折れ曲がる構造になっていますが、このキットも機首部分が可動式になっています。ただ、寄る年波には敵わなかったようで、バリや隙間が多くスムーズには動きません。

細部のパーツは、初期のフロッグのキットならばこの程度でしょう。

デカールは、1種類だけ。
パーツ数は少ないのですが、全体にバリが多く多少事後変形もしているようで、合わせの悪さに苦労させられます。
外形はまあまあという感じで、デルタ2に見えないことはないものの、実機の写真と見比べると何となく雰囲気が違っています。特に脚の長さが違っているのか、地上姿勢のイメージがよくありません。
ディティール表現は、かなりひどい状態です。特に風防の透明部分は自作が必要です。
古いキットであることを割り引いても、あまりよい評価はできないと思います。希少価値だけが取り柄でしょうかね~🐧
