今回は、久々の日本機のキットの紹介です。 日本機は好きなのですが、紹介となるとどうしてもハセガワ、タミヤ、フジミのキットということになってしまい、他の方の素晴らしい製作記が多数あるので今更紹介もないなと思ってしまい、記事を書くのを躊躇してしまいますね。そんな中、ちょっと骨董品的キットを引っ張り出してきました。
タカラ・レベルの1/72の月光11型のキットです。

【実機の紹介】
実機は、日本海軍の双発夜間戦闘機です。元々は長距離支援戦闘機として開発されましたが性能不足で失敗に終わり、陸上偵察機として運用されていた機体に、20mm機関砲を斜めに装備して夜間戦闘機としたものです。大戦中盤まではそれなりに戦果をあげましたが、大戦後半には旧式化してしまいました。それでも、老体に鞭打って?終戦まで働き続けました。
【キットの紹介】
レベル社が日本で開発したキットの一つで、73年頃の開発だったと思います。明らかに日本市場をターゲットにした商品開発で、日本以外ではあまり流通しなかったようです。日本ではグンゼが販売を行い、それなりに市場に流通していました。
70年代後半にレベルと提携したタカラもこのキットを販売しましたが、提携が切れてからはレベル本体から発売されることなく、半ば幻のキットとなってしまいました。フジミがキットを出すまでは、珍しさもあってかなりのプレミアムが付いたとも聞きます。

箱の中身です。

パーツの状態です。「黒でモールドされているので、塗装の手間が省けて楽」なんて紹介した製作記事も昔ありましたっけ・・・。表面は、一面沈頭表現のリベットが施されています。

可動部は、プロペラとタイヤだけで、エンジンカウリングの一部が着脱式になっていてエンジンを見ることが出来ます。
全体形は、実機の雰囲気をよく捉えています。ただし、細部の表現はやや手抜きをしている感じで、コクピット内はあっさりとしていますし、プロペラ、エンジンカウリングの形状は他の日本機のキットを参考にしたように見えます。さすがにフジミのキットよりは、1ランク出来が劣ります。今では、それ程のプレミアムも付かないと思います。
それでも、一応は月光の初の本格的なキットだったということで、日本機のファンにとっては思い出のキットの一つだと思います。ドイツ・レベルは、もう、再販する気はないんでしょうかね???🐧