今回のキット紹介は、エアフィックスのユンカースJu-88A-4の1/72スケールのキットです。


【キットの紹介】
63年頃に発売されたキットです。フロッグのキットとは、ほぼ同時期のキット化になります。その後遅れて発売されたレベルのキットと合わせて、90年代初めにイタレリがキットを出すまで、72のJu88のキットの代表として君臨?していました。しかしいくら何でも骨とう品過ぎて、流石に最近では店頭で見かけなくなりました。


箱の中身です。この頃のエ社のキットは、水色のプラで成型されていた物が主流だったように思います。


胴体など大物パーツの状況です。パーツの表面は凸モールドで、細かいリベットが施されています。


小物パーツの状況です。結構細かいパーツが多く、組み立てには意外に気を使います。


当時の流行りを追ったのか、エアフィックスのキットとしては珍しいくらい、可動部が多いキットです。フラップ、方向柁、ダイブブレーキとプロペラ、タイヤが可動するほか、主脚も実機同様90°回転してナセルに引き込むことができます。この仕組みはなかなか凝っているのですが脚扉が固定式なので、ただガタつく箇所を増やしただけのような気がします。アクセサリーとして、機体下面に爆弾が装備されています。デカールは、1種類だけです。
ディティールは開発された時期を考えればまずまずのレベルです。少なくともフロッグのキットよりは、細かく表現されています。翼の後縁が分厚いのは、エ社製品のお約束ですね。
組み上げた外形はJu88の特徴を一応は抑えていますが、胴体部分の断面が実機と違っているようです。また、キャノピー部分の銃座のふくらみが足りないところも気になります。全体にシャープさに欠けている感じで、見た目の印象はレベルのキットより劣ります。ただし、レベルのキットでは省略されていたダイブブレーキが再現されているなど、細かい描写ではエ社の方が勝っているので、どちらのキットが優れているかは意見が分かれるようです
もっとも、ハセガワが2000年代に発表したキットと比べるのはかなり酷な出来なので、今さら手を出して各所を修正しながらじっくり取り組むのも時間の無駄というものでしょう。まあ、こんなキットもあったのかと思いながら、ストレートに組むのが一番だと思います🐧