今日も暑い日が続きます。「9月になってすっかり秋」なんて言葉は、死語になってしまうのでしょうか。
さて今回は、久々にイギリスの複葉機のキットの紹介です。ノボのビッカース・ビミーの1/72スケールのキットです。

【実機の紹介】
実機は、第一次世界大戦末期に開発されたイギリスの爆撃機です。1918年に部隊配備されましたが、程なく終戦となったため爆撃機としては実績のないまま終わってしまいました。その後は、細々と軍用で運用されたほか、胴体を改造して旅客機としても利用されました。ボックスアートのように編隊を組んで爆撃なんてことは、実際にはありませんでした。
当時としては長大な航続距離を生かして、初の大西洋無着陸横断飛行に成功したことでも有名です。
【キットの紹介】
元は、60年代初めからフロッグ社が発表していた、一連のイギリスの世界記録を作った機体のキットの中の一つとして開発されたキットです。そのため、胴体やエンジンなどが長距離記録機型の形状になっていましたが、後に金型が少し改修され軍用型として発売されました。
フロッグが日本のハセガワと提携していた時にも販売されていましたが、その頃はまだ長距離記録機のキットだったはずです。
フロッグ倒産後は金型は旧ソ連に流れ、「ノボ」ブランドで販売されました。その後はロシア系のメーカーを転々としながら販売されています。

箱の中身の状況です。

パーツの状態です。複葉機のキットとしては、かなりのパーツ量になります。

主翼のパーツは上翼部が3分割されていて、これをまっすぐ隙間なく組み立てることが、製作上の第一関門になります。ぺんぺんも、昔ハセガワ・フロッグ版にチャレンジして、主翼の組み立てであえなく挫折した苦い思い出があります・・・

フロッグにしては細かいパーツ割りですが、おかげで組み立てづらいことこの上ないキットになってしまいました。翼間の支柱は、1本1本別パーツです。

マーキングは軍用型が2種類ついています。個人的には、銀一色の機体に惹かれますね~

主翼の支柱がすべて別パーツになっている上に合わせが悪いので、しっかりと位置決めして固定をしないと、後でとんでもない事態を招きます。機体が大きいので張り線も多く、はっきり言って初心者向けのキットではありません 。
外形的には軍用型と記録機型がごちゃ混ぜになっている感じで、正確に軍用型を再現するならば機首に窓を付けるなどの改造が必要となります。ただ、遠目に見れば立派にビミーらしく見えます。
まあ、通常インジェクションキットはこれだけしかありませんし、大型の複葉機ということでコレクションの中ではかなり目立つ存在になると思います🐧