今回紹介するのは、老舗メーカーの骨董品キットです。モノグラムのダグラスRB-66Aデストロイヤーのノンスケールのキットです。


【実機の紹介】
実機は、アメリカのジェット軽爆撃機です。なかなかバランスの取れた機体だったのですが、登場した頃には戦闘機の爆弾搭載量が増加したため、本機のような軽爆撃機が活躍する余地がなくなっていました。そこでその機体の大きさを生かして、偵察機や電子戦用機として利用されました。RA-66Aは偵察型ですが、A型は試作だけで終わってしまっています。

【キットの紹介】
発売されたのは50年代の半ば頃なので、超がつくベテランキットです。当時はまだ統一スケールみたいなものがなく、各キットとも箱の大きさに合わせた適当な縮尺でした。本キットもそのようなキットの内の一つで、どこにも明示されていませんが大体90~100分の1くらいのスケールになります。
60年代に入ると、流石に古さが目立つせいかあまり店頭に出回らなくなったようですが、思い出したように再販されていました。そのため、90年代末にモノグラムがドイツレベルに完全吸収?されるまでは、模型屋で見かける機会はそれなりにあったようです。
今回紹介しているのは60年代末頃に再販された版です。


箱の中身です。

胴体と主翼です。パーツの表面はやや太めの凸モールドで、パネルラインの表現はかなり大雑把です。ただ、古いキットにも関わらず、脚収容孔の内部が大まかに再現されています。

小物パーツは必要最小限用意されているといった感じです。

コクピット内だけ仮組みしてみました。パイロットの出来はいかにも古いキットという感じですが、一応は計器類が再現されているあたりは、流石は一流メーカーというところでしょうか。


組立説明図は当時のモノグラムらしく一枚の絵と文章で解説されています。不親切と言えないこともないですが、この程度のパーツ数ならば詳しい説明は不要かもしれません。
出来上がりは、一応はRB-66らしく見えます。ディティール表現の大雑把さは、開発時期の古さ故に仕方がないところだと思います。単純な造りですが爆弾倉が開状態にできる点など、後発のキットにはない特徴も持っています
そうなると、やはり最大の欠点は半端スケールであることですかね。他のキット達と並べると、やはり何か違和感が出てしまうのは、コレクションの障害になりそうです🐧