今回紹介するのは、SMER(チェコ製)のカーチス H.75 A3の1/72スケールのキットです。

 

【実機の紹介】
実機はアメリカ製の戦闘機で、セバスキーP-35との性能審査で敗れたものの、後にP-36ホークとして採用されました。しかし、その後すぐにより性能が優れた機体が登場したため、実戦配備されたものは少数に留まりました。ただ、エンジンを液冷エンジンに換装しP-40シリーズの原型になったことは、評価されてもよいと思います。
H.75はこの機体の輸出型で、A-3はフランス向けの機体です。

【キットの紹介】
元はエレール製のキットです。発売されたのは70年代初めで、エレールの72キットとしてはやや早い時期の開発になります。80年代半ばには、SMER社に金型が流れたらしく、以降はSMERブランドで思い出したように再販されています。


箱の中身です。


パーツの状態です。パーツの表面は凸モールドで、エレールにしては珍しく細かいリベットが表面に施されています。胴体は、尾翼からカウリングまで一体成型です。空冷エンジンの機体のキットでは、珍しい構成ですね。


エンジンやプロペラの描写は、やや甘い感じです。


エレールにしては珍しく、乗員のパーツが付いています。


説明図の表記は、基本はチェコ語だけです。
アクセサリーは何もありません。出来上がった外形は、まあまあといったところでしょう。

P-36のキットとしては、このキットの他のアオシマ、モノグラム、レベルとありますが、

モノグラム、レベルと比べると、出来はやや劣る感じです。外形はP-36らしくは見えるのですが、

細かく見ていくと機首や胴体後部の形状が、実機より太めに見えます。また、パーツどおしの合いはよくありません。
ディティールの表現もエレールにしては大ざっぱで、コクピットや脚周辺は手を加えないと少々貧相です。
まあ、72のP-36はどのキットも入手がやや難しくなっているので、見つけることが出来たら

ゲットしておいても損はないとは思います🐧