今日からは、またランダムに手元にあるキットを適当に紹介していきます。相変わらずの骨董品キットばかりですが・・・・
今回は、タミヤの雷電の1/72スケールのキットです。

【実機の紹介】
日本海軍の局地戦闘機(要は迎撃専門のインターセプターです)です。当時としては大馬力のエンジンを搭載していたので、日本機らしからぬ太目で丸い胴体が特徴でした。500機程度の生産で終わってしまいましたが、高速性と重武装を生かして、本土防空戦で活躍しました。
【キットの紹介】
64年頃の発売だったと思いますので、60年以上前のキットになります。タミヤがそれまでの1/50のキットに続いて開発した、一連の1/72のキットの内のひとつです。このまま、1/72のラインナップが充実すればいいなとファンは期待したのですが、5作ほど出した後フェードアウトしてしまいました。
ボックスアートは確か小松崎画伯の作品だったと思います。いかにも雷電という感じの力強い構図で、国産キットのボックスアートの名作の内のひとつだと思っています。

箱の中身です。パーツ数は、開発時期の古さを考えれば、この程度のものでしょう。

わかり辛いのですが、パーツの表面は筋彫りとリベット表現の組み合わせです。開発当時は海外のキットにも引けをとらない表現などと言われていましたが、現在の目で見るとかなりオーバーな表現です。

発売当初は主脚が可動だったのですが、その後改修され固定式になりました。可動部はフラップとプロペラ、車輪になります。フラップはそのままだとガタつきますし、動き方がちょっと実機と異なるので固定してしまった方がよさそうです。

その後の1/100ミニジェットシリーズとも共通となる、白い展示スタンドが付いています。ベテランの方にとっては、懐かしいのではないでしょうか?

部品どおしの合わせはまずまずで、組み立てやすいキットです。外形は雷電そのものとはいきませんが、雷電らしくはみえます。
外形上の目立つ欠点としては、尾部が突き出過ぎていることと、キャノピーの形が悪く窓枠の位置も間違っていることが挙げられます。またコクピット内はパイロットがいなければ空っぽだったり、脚収容孔から内部が丸見えだったりと、ディティールの表現は現在の目で見るとかなり貧弱です。ハセガワのキット(こちらも割とベテランキットですが)と比べると少々見劣りします。
とは言っても、古いなりに味のあるキットなので、多少手を加えるだけに留めて古のタミヤの実力を思い起こしながら組み立てるのも一興だと思っています🐧