さて、今回紹介するフロッグのキットは、かなり時代を感じさせるキットです。P-47Dサンダーボルトの1/72スケールのキットです。

【キットの紹介】
50年代末から60年代に入った頃に開発されたキットです。英国のメーカーというかプラモの創生期のキットになります。登場してから10年ほどは、唯一の1/72のレザーバック型のキットとして、アメリカ機のマニアに珍重されていましたが、エアフィックスのキットが出たあたりで骨董品化したようです。それにも関らず、70年代になってからも細々とですが販売されていました。
フロッグ倒産後、金型がソ連のノボ社に流れてからも販売されたようですが、箱ではなく袋入りだったようです。

箱の中身です。 デカールは見た目は綺麗なのですが、質はあまりよくありません。

パーツの状態です。必要最小限のパーツを揃えたという感じです。

パーツの表面は非常に簡素な凸モールドです。やはり寄る年波には勝てず、バリが出ています。垂直尾翼の先端がやや尖り過ぎで、胴体後半はやせ過ぎですね。

50年代のプラモらしく?、脚収容孔の穴は開いていません。昔はけ書かれたラインに沿って、頑張って収容孔を彫ったものです。

英国製のキットらしく、マークはイギリスに関連したマークが選ばれています。

パーツ数自体は少ないので、組み立てるだけならばあっという間に完成します。
古のキットということなので、細部の描写が無いに等しいのは現代の米軍機ファンにとっては致命的でしょう。脚収容孔のほか、物の見事に空っぽのコクピット内など気になる点は多々あります。加えて外形も今一つなので、今となってはコレクター以外は手を出さないキットではないでしょうか。流石のぺんぺんも、このキットの長所は思いつかないですね。
そう言えば幼い頃、街の模型屋でこのキットを見かけて「何でこんな簡素なキットが、こんな高い値段(¥200くらいだったと思います)するんだ??」と思った覚えがあります。当時は¥100を超すキットは高級品でしたw🐧