まんべんなく各国の機体を紹介するようにしていたはずなのですが、どうもアメリカ機の紹介は暫くご無沙汰だったようです。そこで、ボックスアートのかっこいいアメリカ機のキット・・・ということで、このキットを引っ張り出してきました。
エレールの1/72スケールのP-51Dマスタングのキットです。

【キットの紹介】
70年代後半頃に開発されたキットです。エレールが1/72に力を入れ出した頃に出たキットで、マイナー機が好きな?エレールでも、この機体は外せなかったようですね。
特にバリエーション展開もなく、デカール替えも行われないで、ボックスアートだけ替えながら90年代末頃まで販売されていました。
紹介しているのは、所謂黒箱時代のボックスですが、火だるまになっているゼロ戦のオーバーな表現が逆にアートっぽいような気がして、ぺんぺん的には好きな図柄です(零戦のやられっぷりは、ちょっと気に入りませんが・・・)。

箱の中身です。

パーツの状態です。特に奇をてらったところのない、オーソドックスなパーツ分割です。パーツの表面はエレールらしい繊細な凸モールドです。

手元にあったイタレリのD型のキットとちょっと比べてみました。(左がイタレリのキットです。)

コクピットの周囲が少し違っていますし、エレールの方が機首の下面を絞り込んでいるように見えます。エレールは、水平尾翼の付け根にフィンがあるタイプと無いタイプのコンパチになっています。

主翼の形状は両者同じようですね(下がイタレリのキットです)。ただ、パネルラインは微妙に異なっています、

主翼の付け根の部分に隙間が出来る他は、部品の合いもよく組み立てやすいキットです。ただ、外形的には、先に言った機首の絞り過ぎやキャノピーの背が高すぎてバランスが悪いなど、ちょっとP-51らしく見えない感じがします。修正はちょっと困難でしょう。プロペラが鉈のように太いのも、そのままではちょっとさまになりません。
せっかく一応は2タイプ作れるなどサービス十分なキットだけに、外形上の誤りが目立つのは惜しい気がします。まあ、今となっては物好きか大のエレールファンしか手は出さないでしょうけれどね🐧

おまけで、エレールがハンブロール名義で販売していたキットのボックスも紹介しておきます。エレールとはロゴが違うだけのようです。完成モデルを箱絵にしているだけに、キットの外形上の欠点がよくわかると思います。

ちなみにこれは27~8年前にシンガポールを旅行中に、現地の模型店で当時の日本円で¥500程で購入したものです🐧