今回は久々に日本機のキットの紹介です。
ハセガワの三菱 秋水の1/72スケールのキットです。

【実機の紹介】
実機は、日本海軍と陸軍が共同開発したロケット戦闘機です。ドイツのMe163をかなり参考にしていますが、完全なコピーではありません。1945年に初飛行しましたが、その時に事故で大破し、パイロットは殉職しました。その後終戦までに機体は数機完成しましたが、エンジンの開発が追いつかなかったため、飛行しないまま終わってしまいました。
【キットの紹介】
90年代半ばに発売されたキットです。キットはハセガワのオリジナルではなく、NCモデルというメーカーの開発したものをハセガワのパッケージで販売したものです。そのためか、キットの発売後は再販されなかったようです。
ボックスアートは駐機や飛行中の姿でなく、破壊され放置された機体の姿を現している珍しいものです。

この箱絵とまったく同じ状態の写真が存在しますが、その写真を丸写しで箱絵にしたようです。

箱の中身です。

パーツの状態です。Me163のキットと同様に、機体自体のパーツ数は多くありません。代わりに?専用の展示スタンドのパーツ(上部の黒いパーツ)が入っています。

主翼は、上下分割式です。形がMe163と異なって長めであることがよくわかると思います。ハセガワ製の他のキットと違って、パイロットのパーツがついています。ただし、出来はあまりよくありません。

パーツ数は少なく、組み立て自体はすらすらと進みます。細部の表現もそれなりに細かくできていて特に問題ありません。当たり前ですが。このキットが出る少し前に発売されたMPM社の簡易インジェクションキットより数倍優れた出来です。
あまり派手さはありませんがなかなかの秀作なので、絶版状態なのが残念と思ったら、その後ピットロードから発売されていたようです。こちらの方は内容は未確認ですが、機会をみて入手してみようと思います🐧