このところバタバタしていて、キットの紹介をお休みしていましたが、ぼちぼちと復活させたいと思います。今回取り上げるのは久しぶりの民間機、且つ他家に嫁入りした(=ヤフオク出品⇒落札された)キットです。
エーダイ(永大)のビーチクラフトV35Bボナンザの1/72スケールのキットです。

【実機の紹介】
ビーチクラフト社が第二次世界大戦後に発表した軽飛行機で、大ベストセラーとなりました。当初はV字型の尾翼が特徴でしたが、その後通常の尾翼形式にした型や双発型なども開発され、発展型の36型は現在も生産されています。V35型は70年代に生産されました。

【キットの紹介】
エーダイは埼玉県に本社があった模型メーカーで、色々なジャンルのキットを出していましたがもうひとつ特徴がないところがありました。一時エアフィックスの製品を輸入・販売していたこともありました。80年代に鉄道模型の分野に進出しましたが、ほどなく倒産してしまいました。建材で有名だった永大産業とは何の関係もないそうです。
V35Bは、エーダイが70年代初めに発表した、軽飛行機キットのシリーズの中の一つです。エ-ダイの倒産後はアリイに金型が引き継がれて生産が続いたため、今でも比較的入手しやすいキットです。

箱の中身です。パーツの点数はそれほど多くありません。

パーツの表面はあまりモールドが施されておらず、のっぺりとした感じです。細かいパーツも今ひとつ精密さに欠けている感じですが、小さい機体なので許容範囲と言えるかもしれません。
アリイから出ているキットでは、金型の疲労のためバリが散見されますが、オリジナル版は綺麗な状態です。

さすがにデカールは使えそうにありません。まあ、民間機として広く使用されたため、非常に多彩な塗装バリエーションがあるので、何もデカールに拘る必要はなさそうです。

小さな機体で部品点数も少ないため、組み立ては楽です。V字の尾翼の角度に注意をすれば十分です。かなりのテイルヘビーなので、錘対策は必須です。
本キットはエーダイの小型機シリーズの中で唯一出来のよいキットで、外形は良好ですし部品どおしの合わせなども及第点です(アリイ版ではやや歪みが出ている製品もあります)。また、近年まで全スケールを通じて本キットが唯一のキットだったので、希少性も買いでした。コクピット内部に少し手を加えたりすると、よい机上のアクセサリーになります。

ボナンザは個人的に好きな機体なので、オークションに出すのは少々迷ったのですが、思い切って出品しました。思い入れ価格は1000円というところでしたが、結果的には200円で嫁入り・・・。まあ、個人の思い入れなんていい加減なものなので、これが世間の妥当な評価なのでしょうねぇ(苦笑)🐧