第四章
【要約】
結合によらないで言われるものには、以下の10種がある。
実体:例)人間、馬
量(何かこれこれだけ):例)二ペーキュス、三ペーキュス
質(何かこれこれ様の):例)白い、文法的
関係(或るものとの関係において):例)二倍、半分、より大きい
場所(或るところで):例)リュケイオンにおいて、市場において
時(或る時に):例)昨日、昨年
体位(位している):例)横たわっている、坐っている
所持(持っている):例)靴をはいている、武装している
能動(為す):例)切る、焼く
受動(為される):例)切られる、焼かれる
これらのものは結合されることによって、肯定命題となり、その全てが真であるか、偽であるかとなる。
結合によらないで言われるものには、肯定もなく、真も偽もない。
【感想・考察】
この10種はカテゴリーと呼ばれている。
多くの命題を挙げ、それらをそれぞれ語に分解し、その語を分類し、この10種類を見出したのだろうか。
事実から概念を取り出し、それをバラバラにし、そのバラバラになった概念同士を自由に繋ぎ合わせる。その繋ぎ合わせ方を、事実の繋ぎ方に照らし合わせて、合致すれば真、合致しなければ偽。概念単独では、繋ぎ合わせがないから、真も偽もないということだろうか。