勉強は楽しいと感じたとき、記憶力やモチベーションが大きく上がることがわかっています。
やりたくないようなら無理してやらせないほうがいいです。そんなことをすると、さらに勉強から遠ざけることになり、長期的に見てマイナスです。
昔勤めていた塾に、頻繁にカミナリを落とす先生がいました。
生徒を思ってそうしていらっしゃったのでしょうが、教室には「怒られたくないから頑張る」というおかしな空気が流れていました。
今だから言えますけど、その先生の教室の合格実績がイマイチだった理由は、そこにあったのだろうと思っています。
やらされる勉強は、まず続きません。合格したとたん、一切勉強をしなくなった、という類の話はここに原因があると思っています。
塾などで無理にやらされ過ぎた生徒ほど、バーンアウトする確率は高いのではと感じます。
勉強が楽しいと感じてもらうには、
生徒が「わかった」と思えたタイミングで、声をかけるだけで十分です(うなずくだけでも)。
こうした前向きな感情が積み重なっていくと、子どもたちは自ら学ぼうとする状態になっていきます。
勉強の楽しさに気づくきっかけを逃してしまう子どもたちを見つけると、残念な気持ちになることがあるので、今回はこのようなことを書いてみました。