松田史彦医師の本、わたしも買って読んだんです!
現代医療を不審に思ってる方には、とても参考になると思います✨
こちらの記事には、本の内容が一部わかりやすく掲載してあるので、是非目を通してみてください😊



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「薬漬け」と言われて久しい日本の医療。と、そんな医療の現状に疑問を抱き、12年、熊本市で日本初の「薬やめる科」を開設したのが「松田医院和漢堂」の院長・松田史彦医師だ。同氏は4月下旬に著書「日本初『薬やめる科』の医師が教える薬の9割はやめられる」










↓重要と思う部分は、勝手に太字にしてあります(゚∀゚)


「あらゆる薬は毒である」それでも薬飲みますか?(1)高血圧症は「基準値」が作った病気

 薬を飲んでも体調が全然よくならない。でも、やめたらもっと悪くなるかもしれない。そんな不安が「薬漬け医療」に拍車をかけている。薬は使い方によっては毒にもなる。日本初の「薬やめる科」院長が語る「減薬・断薬」のススメとは──。

 もし、あなたが病院で医師から薬を処方されず「しばらく様子を見てください!」と言われたら、恐らく不安になり「何か薬を出してくださいよ、あなた医者でしょ?」となるはず。理由は簡単。現代の医療ではいつの間にか、病院に行ったら薬をもらうのが当たり前になってしまったからだ。

「薬漬け」と言われて久しい日本の医療。と、そんな医療の現状に疑問を抱き、12年、熊本市で日本初の「薬やめる科」を開設したのが「松田医院和漢堂」の院長・松田史彦医師だ。同氏は4月下旬に著書「日本初『薬やめる科』の医師が教える薬の9割はやめられる」(SBクリエイティブ刊)を上梓。その考え方の基本にあるのが、

「あらゆる薬は毒であるということ。ただ、その毒がどうしても必要なこともある。だから患者さんは医者を単なる助言者だと考え、薬に使われず薬をうまく使うこと。そして危ないと思ったら恐れずにやめることです。それが薬に殺されない唯一の方法です」

 さて、同医師が教える「薬の毒と上手につきあう方法」とは──。

 早期発見、早期治療というスローガンのもと、健康診断や人間ドックで基準値から外れると、すぐに薬を出される現代医療。ところが、実はその基準値が問題なのだという。

 現在、日本高血圧学会が定義する高血圧は
「収縮期血圧(上の血圧)140mmHg以上」もしくは
「拡張期血圧(下の血圧)90mmHg以上」。

「でも1960年代まで、日本では上は『年齢+90』までが正常とされ、その後78年にWHO(世界保健機関)が血圧の基準は年齢に関係なく160/95以下が正常と定め、日本もそれにならい基準を見直したんです」

 しかし、87年に当時の厚生省が出した「老人基本健康マニュアル」では「65歳以上は『180/100以上』と基準が変更。さらに99年には「139/89以下が正常」に見直されることになった。

「基準値が少し変わるだけで、高血圧とされる人が一気に増えたり減ったりする。つまり、基準とはその程度のもの。しかも、今の基準は年齢・性別をほとんど考慮していない。一般的に高齢になるにつれ血圧が上昇することは医学の常識です。それを無視した基準値にはまったく意味がないということです」

 血圧が高いと心筋梗塞などの循環器疾患や脳梗塞、脳出血など命に関わる重大な疾患を招く危険があると言われるが、

「血圧が高いのは血液を脳や筋肉を含め体全体に行き渡らせるため、どうしても必要なので高くなっただけです。特に高齢者は動脈硬化により血管が硬く、内部が狭くなっているので血圧を上げないことには血液をスムーズに流すことができない。それなのに無理して血圧を下げたらどうなるか‥‥結果は推して知るべしです」

 基準値の問題は血圧だけでなく、血糖値やコレステロールについても同様だと続ける。

「血糖値については08年にアメリカ・カナダで行われた大規模試験で「HbA1c」(赤血球中のヘモグロビンのうちどれくらいの割合が糖と結合しているかを示す検査値)を6.4%以下にコントロールした患者グループと7.5%と緩くコントロールしたグループを比較。すると前者が総死亡率で22%も増加したという結果が出て、急きょ試験が中止になったことがあるほど。血糖値でいちばん問題のなのは、数値の高い低いではなく急激な変動。つまり、血糖値は『やや高め』でもまったく問題なし。無理して『よい』とされる基準に下げることはないんです」



 では、根拠の乏しい基準値に振り回され、長期にわたって「毒」である薬を飲み続けた場合、どのような弊害が起こるのか。

「市販薬も含めていわゆる西洋薬というのは基本的に化学物質。しかも、原材料は企業秘密なので、明記されていません(笑)。そのため、不調を治すために飲んだ薬が、別の不調を作り出す可能性があるんです」

 中でも、危険性が高いのが「抗○○薬」とか「○○阻害剤」「○○抑制剤」といった名前が付いている薬だ。

「これらの薬は体の酵素や神経伝達物質などの動きの一部をブロックすることで症状を止めたり、数値を下げますが、体のどこかに不具合があり症状に現れるのは、そこを自然治癒させようとして生じるもので、健康になるための必要な体内システムの働きなんです。それを無理やり止めるのは自然治癒力を奪うことになるんです」

 人間の体は一つの細胞が分裂を繰り返してできたもの。薬として内服した化学物質は胃腸で吸収され、全身に行き渡るため、結果、悪くない臓器まで痛めつけてしまう場合があるという。

 さらに、もう一つの問題が何種類もの薬を飲み続ける「多剤併用問題」だ。

「実際、私の診療所に来た患者さんで、一人の医師から24種類もの薬を処方されていた例があり、驚いたことがあります」

 この医師がいったい何を考えてこれだけの薬を処方したかは定かではないが、ここまでではないにせよ、「血圧が高めです」と言っては降圧剤を出し、「コレステロールが高い」と言えばコレステロールの薬、「関節が痛い」と言えば鎮痛剤を処方する。で、最後には「薬の飲みすぎで胃が痛くなった? じゃあ胃の薬を出しましょう!」という笑い話のようなことが今、医療現場では平然と行われているのである。

 その要因の一つが医療の細分化にある、と松田医師は指摘する。

「確かに医療が内科、外科、泌尿器科など専門分野に細分化されたことで、医療、医学が発展した一面はあります。ただ、その分、出される薬も増えてしまった。しかも副作用について無知な医師も多く、薬の飲み合わせについても知識は素人同然。それが患者さんの命を危険にさらしている。つまり、たくさんの薬を飲んでいる人は、高い薬代を払ってきわめて危険な人体実験に挑んでいるも同然なんです」



 さらに続けて、そんな危ない薬の減らし方、やめ方について説明してもらおう。

「現代医学が手に入れた魔法の薬が抗生物質。これは細菌の細胞膜合成やたんぱく質合成を阻害するなどして、人間の体に悪さをする細菌を殺したり、発育を阻害したりするのに非常に有効です。ただ、乱用による耐性菌の問題も大きい。ですから、抗生物質を頻繁に飲むのは避けたほうが無難。ここぞという時だけに飲むようにしてください

 また、コレステロール薬も飲む必要はほとんどないという。02年にはある製薬会社が自社製品を使ってコレステロールを下げる実験を実施。これは医師6500人が診療の場で6年にわたり追跡調査をするという大規模なものだったが、

「結果、死亡率が最も低かったのはコレステロール値240~259のグループ。比べて、投薬によってコレステロール値が下がった160未満のグループの死亡率は3倍以上でした。つまり、薬でコレステロールを下げることはたいへん危険だということ。先にも述べたように、コレステロールは高くても大丈夫。減薬・断薬しても禁断症状はないので、やめても差し支えないと考えてください」

 また、骨粗しょう症の薬は、骨を丈夫にするはずなのになんと太い大腿骨が折れる副作用がある。免疫力低下によりガンや感染症発症の可能性も出てくる。

「骨がもろくなると骨折して寝たきりになりますよ、だから骨を丈夫にする薬を飲みましょう、というのが医者の決めゼリフですが、そんな言葉に惑わされてはいけません。骨粗しょう症の薬は逆に骨がもろくなる可能性があるんです。急にやめてもほとんど問題ないので、不調を感じたら思い切って断薬してみてください

 骨を丈夫にするには、日光浴と骨に一定の負荷をかける適度な運動が一番。あとは食事からビタミンD、カルシウム、ケイ素などのミネラルを豊富に取ればいいそうだ。

 さらに、このテの薬の中にはドラッグストアでも購入できるものもあるが、どうなのだろうか。

「よく、成分が少ない市販薬なら大丈夫、と誤解されている方もいますが、これらの薬も思わぬ副作用が出たり、症状を悪化させる場合もあるので、長期間の使用は避けるべき。あくまでも緊急対応として考え、短期服用が原則です」

 大した症状も出ていないのに予防を兼ねて飲む、あるいは症状が治まっているのに飲み続けるという人がいるが、

「当然のことですが、薬を飲むことが習慣になっている人は薬が効かなくなります。すると強い薬に頼り、さらに副作用に悩まされる。医療薬も市販薬も同じだということです」



現在、松田医師の「薬やめる科」でいちばん多いのが睡眠薬や精神安定剤、抗うつ剤などの向精神薬の断薬を希望する患者だ。

「日本には膨大な数の睡眠薬、抗うつ薬など向精神薬依存患者がいます。やめようとしても向精神薬は断薬の際に離脱(禁断)症状が伴います。しかも断薬方法のマニュアルも前例もありません。ですから、向精神薬の断薬には、医師の経験と患者さんの覚悟が必要になります」

 そのうえで松田医師が取り組んでいるのが、少しでも症状をやわらげ、できるだけ早く体内から向精神薬を排除することだ。同医院では「離脱症状の緩和」と「デトックス」、最終的には「向精神薬を飲むに至った根本を解決する」治療の三大方針として、漢方薬や温熱療法、音楽心理療法など代替療法を組み合わせ、治療にあたっている。

「病院というのは基本的に、具合が悪くなってから、もしくは何らかの思わしくない自覚症状が出てから行くところです。ところが、早期発見、早期治療という言葉に惑わされ、健康診断というシステムにより病気にされ、薬を飲まされて、いつの間にか薬漬け生活になり、結局は副作用で本当の病気にされているのが今の日本の医療です。ですから、まずは根拠のない基準値に振り回されないことです。そして、難しいかもしれませんが、薬をやめたらどうなるのだろう、という恐怖心を一度捨ててみることです。薬漬けの人生から卒業してほしいのです。

 逆に、薬を完全否定して健康法にやたら詳しい健康オタクも問題です。実は彼らに健康な人はいません。不安を抱え、顔色が悪いのです。薬は危険性を知って上手に使うもので、ある程度は必要なのです。薬の完全否定も薬漬けも、どちらも問題。極端に走るなということです」

 使い方を間違えると命を落としかねない薬の数々。そんな薬に殺されないためには、結局、我々が知恵と知識と勇気を持つしかないのかもしれない。


○おまけ

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https://x.com/kuu331108/status/1482295326966902784?s=20



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