〜以下、転載〜
【大豆イソフラボン製剤やそのサプリに要注意‼】今回もウルトラ重要な話なので、若い女性・現在、乳癌や卵巣癌の治療中の女性、そして月経痛や性周期の乱れに悩む女性、さらには子宮内膜症や子宮筋腫・子宮腺筋症などの女性は、必ず読んでもらいたい。読む時間のな人はセルフシェアして、永久保存してもらいたい。さて、イソフラボンのサプリが流行っている。大豆イソフラボンの特徴は、女性ホルモン『エストロゲン』に似た働きをして女性らしい乳房や臀部を作ったり、肌に若々しさを手助けしてくれるが、そもそもは、排卵を促すホルモンだ。女性の性周期は、月の引力の変化の刺激に反応して松果体が月の重力変化を神経に伝え、脳の視床下部から出る『ゴナドトロピン放出ホルモン』が脳下垂体を刺激し、脳下垂体からはFSH(性腺刺激ホルモン)とLH(黄体形成ホルモン)が出て卵巣を刺激します。 その結果、卵胞ホルモンである『エストロゲン』が多くなって排卵するのだ。ここでは触れないが、月の引力を感じ、一日の体内時計と年の体内時計がキチンと生まれる生活をしていることが正しい性周期をつくる。ところが、だ。牛乳にはIGF(Insulin-like Growth Factor)が含まれる。本来、IGFは細胞の成長と増殖に関与しているホルモンで、乳幼児期には母乳から摂取することで、組織や体を大きくする。だから、赤ちゃんは母乳を飲んで体が大きくなる。
ところが、牛の乳である牛乳にも当然IGFは含まれる。IGFは牛乳を飲んだ後に体内に吸収されて血中に入り込むことが知られている。
だから、母乳を飲まなくなった子供が牛乳を飲んでいると背が高くなるのは事実だし、思春期の女性が牛乳飲むと乳房が大きくなるのも事実だし、思春期前の男の子が大量に修正品をとれば、身が女性化する可能性もあるのだ。
さらには、このIGFを摂取することによってエストロゲンの分泌量も増す。
乳製品の過量摂取と乳癌や卵巣癌の因果関係に関するエビデンスは多数ある。
それは、エストロゲンの過量摂取によるものなのだ。
そもそも、性周期のグラフを見てわかるように、エストロゲンは、排卵前から排卵まで徐々にその分泌量が増えて一ヶ月の内の数日のみ体内で分泌されるものだ。
毎日、出ているわけではない。
それを、牛乳のみならず、ヨーグルトやチーズやバターという形で、漫然と何年も何十年も摂っていれば、当然乳がんや卵巣癌、前立腺癌のリスクが高くなる。
さて、 加齢とともにエストロゲンの分泌量が減少すると、やがて更年期、閉経を迎え、それに伴い『更年期障害』と呼ばれる体と心の不快な症状がみられることがある。
その為にホルモン補充療法(Hormone Replacement Therapy、HRT)が流行ったことがある。
ところが、このHRTを行うと乳癌や卵巣癌が起こることが分かり、アメリカではこの治療法は行われなくなってきた。
そもそも、更年期に起こる問題は、思春期にイライラしたり、反抗期に生意気になったり、壮年期にトイレが近くなったり眠りが浅くなったりするのと同じで、人生における体の変化の時期なのだ。
そう、病気ではない。
だから、ホルモン製剤で無理に抑える必要はないのだ。
ここで、大豆イソフラボンの働きについて考える。
エストロゲン濃度が下がると、更年期障害の軽減や骨粗しょう症に良いといわれ、イソフラボン製剤やサプリが流行っている。
ところが、臨床の現場では、乳癌や卵巣癌や子宮体癌、前立腺癌の患者は、とにかく乳製品の摂取量が多い。
今日も、乳癌と卵巣癌が併発している患者さんが来院したが、私が
『乳製品は摂っていますか?チーズやヨーグルトは摂っていましたが?』
と聞くと、いつものパターンで
『乳製品は”殆ど食べていません”』
というのだ。
ところが、掘り下げて問診すると、グラタンとピザを毎日の様に何十年も食べており、チーズケーキを良く作って食べていたという。
この患者さんは、グラタンとピザとチーズケーキは乳製品にカウントしていないのだ‼
さらには、高校生くらいの思春期の女性が、乳房を大きくしたいからと言って、毎日の様に牛乳をのみ、ヨーグルトなどの乳製品を良く摂り、さらにはイソフラボンのサプリを摂取していることが多くみられるのだ。
20代で乳癌を発症している方に、このパターンが多いのだ。
繰り返すが、エストロゲンは性周期のなかで、徐々に分泌量が増えて排卵日付近でピークに達し、その時までの数日しか分泌されない。
だらだら漫然と、毎日の様には分泌されていないのだ‼
性周期が乱れていたり、出血量が多かったり、重度の月経痛が在ったり、子宮内膜症が在ったり、子宮筋腫があったり、そもそも乳癌・卵巣癌・子宮体癌の人は、自分の食生活を見直してもらいたい。