こちら、トンプソン真理子さんより転載させていただきました!
口から肛門まで一連の粘膜として、繋がっているため、口内炎が出来るということは胃腸のどこかしこにも荒れた部分がある可能性が高い…
そう聞くと、たかが口内炎と、気楽には捉えるのではなく、治すように努力した方が良さそうですね😊
わたしはなるべく肉類を減らしつつあるので、ビタミンB12が欠乏しないように注意した方がいいのかもと思いました♪
皆さんも良かったら参考にしてみてください✨
〜以下、FBより転載〜
ー 口内炎の原因と治し方 ー
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口内炎については、誰しも一生に一度は経験しているので、今更説明するまでもないと思いますが、口内炎とは頬や唇の内側、舌の裏、歯茎の根元など口腔内にできる、小さくて無害な潰瘍のことです。人口の20%の人がよく口内炎になり、なぜか10~40代の女性に特に多いようです。
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ヘルペス・ウィルスによって起きる「単純ヘルペス」と違って、口内炎は決して口の外にはできず(口内炎だから当たり前か?)人に移ることもありません。しかしながら、食べたり話したりすると口の中がヒリヒリしたり熱く感じたりして、辛さを伴います。
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口内炎にはいくつか種類がありますが、その中で最も一般的なのが「アフタ性口内炎」です。その大きさは2~10㎜程度で、回りが赤く、中央が白や黄色の膿を持った丸い形状のものです。
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ところで、口内炎についていろいろと書いた記事は巷にあふれているのですが、その大体が口の中だけの問題ととらえています。しかし、口は、肛門まで1本の長い管(その長さは実に9m!)でつながっている一つの消化器官の一部として考えると、口腔内がとてもきれいのに腸は荒れまくっている、ということはない、と思う方が自然です。どういうことかというと、1人の人間の消化器官内には同じ細菌叢が棲んでいるので、『口は腸の鏡』だということです。
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現に、胃がんで亡くなった私の母は、ピロリ菌が長いこと棲んでいたようですが、いつも口内炎に悩まされていましたし、また抗ガン治療をする人は口内炎がよくできる、とも聞きます。
そうなると、治療法もおのずと分かって来るのではないでしょうか?
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口内炎のはっきりした原因は、未だに分かっていませんが、以下のようなことが要因では、と言われています:
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【 口内炎の考えられる原因 】
〇 ビタミンやミネラルの欠乏【特にビタミンB⒓ 鉄、亜鉛、ビタミンB₉(葉酸)】
〇 遺伝
〇 セリアック病
〇 ニッケルなどの金属アレルギー
〇 特定の食品過敏症(酸性食品、辛いもの、グルテンなど)
〇 精神的ストレス
〇 ホルモンの変化(生理など)
〇 ラウリル硫酸ナトリウムを含む歯磨き粉
〇 口の中を誤まって噛んでしまった、または歯科矯正の器具による傷
〇 ピロリ菌の存在
〇 クローン病、潰瘍性大腸炎、ベーチェット病などの自己免疫疾患
〇 薬や口腔内細菌へのアレルギー反応
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それでは、ここに口内炎の自然な治療法をあげてみました。
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1.ビタミンB⒓のサプリメントを摂る
ビタミンB⒓は、肉や魚に含まれているので、ベジタリアンやビーガンの人が欠乏しやすい栄養素です。そういう方は、日常的にビタミンB群のサプリメントを摂ることをお勧めします。
(一日の推奨量)
● ビタミンB⒓ 1000mcg(1㎎)x2回/日
● ビタミンB₁(チアミン) 300㎎
● ビタミンB₂ 20㎎
● ビタミンB₆ 150㎎
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2.鉄や亜鉛のサプリメントを取る
口内炎によくなる人は、一度病院で体内の鉄分の値をテストしてもらってもいいと思います。また、亜鉛は亜鉛入りのLozenge(のど飴のようなトローチ)が売っているので、それだと気軽に摂取しやすいです。
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3.ヨーグルトを摂る
ヨーグルトだけでなく、牛乳も消化器系粘膜を優しく包みこむという保護作用があります。また、腸内細菌叢の改善から、口腔内粘膜も良くなっていきます。
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4.DGL Licolice(甘草根)を摂る
これは、胃潰瘍など、粘膜の炎症を鎮めるハーブとして、リーキーガット治療には欠かせないものですが、(うちのリーキーガットサプリメントにも入っています)これも口内炎には当然良いものです。
ちなみに、リコリスに含まれる「グリチルリチン酸」には偽ステロイド様物質で、血圧を上げたり浮腫んだり、という副作用があります。
よって、リコリスからグリチルリチン酸を取り除いた脱グリチルリチン・リコリスが「Deglycyrrhizinated Licorice」、略して「DGL」となります。
これだとリコリスの抗炎症作用のみを生かせるわけです。
DGLリコリスは、欧米では普通にサプリメントとして売っていますから、アイハーブなどでも買えるはずです。
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5.リンゴ酢
リンゴ酢には「酢酸(Acetic acid)」が含まれていて、悪玉菌を殺すと同時に、善玉菌の成長を促す作用があります。これはまた、「天然抗生剤」としても作用します。
リンゴ酢とぬるま湯を同量混ぜて、それで日常的にうがいしてください。
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6.マヌカハニーやプロポリスを摂る
プロポリスの方が効果は強いですが、マヌカハニーにも素晴らしい抗菌作用や粘膜保護作用があります。それらを、綿棒で取って時々口腔内の患部に塗ってあげます。
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7.ティーバッグ
紅茶や緑茶をティーバッグで飲んだ時に、そのティーバッグを捨てずに口内炎の部分に押し当てます。お茶の葉のタンニンが、痛みや炎症を取り去る作用があるからです。
カモミールのティーバッグだと、さらに抗炎症作用が強いということです。
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8.グルテンフリーになる
ご自分がグルテン不耐症かな、と思われたら、一度しばらく食事からグルテンを抜く生活をしてみてください。グルテンは、人によっては粘膜を荒らしてリーキーガットをつくりますから、口腔内でも同じことが起こっているかもしれません。
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9. ラウリル硫酸ナトリウムの入った歯磨き粉やマウスウォッシュを避ける
これは、シャンプーなどのパーソナルケア製品によく入っている発泡剤のことですが、これが粘膜を荒らします。スーパーで売っている安い製品の多くに入っていますので、これが入ってない商品を選びましょう。
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10.口内炎に良いエッセンシャルオイル
エッセンシャルオイルで治す、という手もあります。
口内炎に良いエッセンシャルオイルは:
ティーツリ―、ラベンダー、クローブ、カモミール、ターメリック、ペパーミント、レモン、ローズマリーなどです。オーガニックの純度の高い精油を、綿棒などで一日数回患部に塗り込みます。
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いかがでしたか? ずっと治らない口内炎、再発してばかりいる口内炎は重篤な病気が隠れている場合もありますので、そういう時は病院に行って診てもらってくださいね。