いまは遠いひかりが

微かに瞬いては

消えていく

思いのほか

それを逃すまいとする気力もなく、ここにいる


うずくまる身体を無理に起こし

いつ崩れてもおかしくない瓦礫の煉瓦の上にいるよう不安定さが残る


感じるままに

生きることが

時として辛く

その感じたままに

美しさにも

打ちのめされるほど動揺してしまう

この世界というものに

今だに慣れない